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コンビニの入り口の、ちょうど犯人から死角の位置に身を潜める。
壁に背を預けて、中の様子を伺う。

犯人がAさんから離れることはまず無い。



どうにかあの銃口がAさんの頭から離れれば。




ふとAさんと目が合った。
Aさんは僕を見て微笑んだ。

そして犯人に声をかけた。


話す内容は聞こえない。
けど犯人が動揺しているのはわかる。
これ以上煽るな、…危険だ



っ!?そうか、犯人の気を逸らしたのか。
くそ、判断が遅れた…っ


咄嗟に入り口に駆け寄る。
犯人はすぐにこちらに気づき、こちらに銃口を向けた。
と同時に僕もしゃがんだまま犯人に銃口を向けた。


「それでいい…」
僕は犯人に話しかけた。



「お前この女の何だ?部下か?上司か?それとも、深い関係か?」

「…お前には関係のないことだ」



犯人の男は引き金をぐ、っと引く。
こちらも引き金をさらに引く…





男の引き金が引かれ、ダン!と撃ち込んだ瞬間なんとか盾で阻止し、コンビニ内のレジの壁に身を潜めることができた。

男は僕に気を取られすぎて居たのだろう。いつのまにか入り口に中村さんや警部がもう来ていたことに気づかなかったようだ。




男は咄嗟に自分のこめかみに銃口を向けた。
その瞬間、僕は男の銃を持つ手を撃ち抜いた。


「っぐあぁ!!」
右手を押さえる男。
 

今だ!!と中村さんが立ち入った。
すぐに男は取り押さえられた。

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作者名:つくね | 作成日時:2023年6月18日 6時

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