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しばらく車で走らせて現場に到着した。
犯人が立てこもっているようで、外には
「…気をつけましょう、Aさん」
「うん、」
外で構えている知り合いの警部に詳細を教えてもらう。
犯人は30代前半、強盗をした
そこに突入した2人の警官のうち、1人が撃たれ危篤だそう。
死と隣り合わせの現場に固唾を飲む。
するとダン！ダン！とまた発砲がなった。
「！？」
中を除くと、人質の1人の男性がまた撃たれたようだ。
撃たれた位置によっては命が危ない。
「くそ、このままじゃ…」
警部も焦りが出て現場の空気は張り詰めている。
すると、降谷さんから着信がかかってきた。
「もしもし？ごめん今＿＿＿＿」
"Aさん無事ですか？まさかあの立てこもり事件の現場にいるんですか！？"
「…えぇ、そうよ」
"今すぐ…行きます"
「え！？ちょ、降谷さ…
既に電話は切れていた。
警部はメガホンで犯人に
「要求はなんだ？人質は解放してくれ。人質には私がなる」
等ずっと話しかけている。
「警部！危険すぎます。警部がそうおっしゃるなら私が。」
私はメガホンを警部の手から取る。
「犯人。私が人質になる。その7人を解放してくれ」
犯人は私に向かって手招きしてきた。
「…警部、行ってきます。行ってくる、中村」
「だ、だめですAさん！危険にも程があります！」
私は犯人の元へ向かった。
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作者名：つくね | 作成日時：2023年6月18日 6時
