心を逮捕されました。【降谷零】 (ページ33)

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Aside

突然降谷さんから着信があった。

「はい、もしも…っ！？」

「？どうしたんすかAさん」

昼のラーメンを食べながら尋ねる中村。

私はすかさずスピーカーにする。

"ほう。誰だろうな、僕は半ズボンなんて夏にしか履かないのに"

"ほぉー、あの夫婦が殺されたのも確か…"
"ああ、夏…だったかな。"

ぐっ…本当にこの人が…
突然の吐き気にハンカチで口を覆う。

「Aさん！？大丈夫ですか！？」

しっ！と中村に人差し指を立てる。

"…あぁ、あの夫婦が経営してた頃の横領の被害届、だったかな"

降谷さん…そんなことまで調べて…

降谷さんの淡々とした推理が署に響き渡る＿＿＿＿

「中村、向かうよ」

降谷さん…どこにいるかすぐわかる。
それは私と歩いた時に一緒に行ったデパートの入り口前。館内放送が聞こえる。

「は、はいっ！」

私と中村はパトカーを出した。