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29. ページ30
降谷side
「とにかく証拠集めですね…。タトゥーもたしかに証拠ですが、言葉の上だけでの記憶ですしちゃんとした証拠にはなりませんから…
僕が潜入します。中に何か証拠があるかもしれませんから」
「せ、潜入…」
タトゥーの男が店長だったと聞いてからAさんの顔色は優れないまま。
無理もない、こんな近い人間が両親を殺めているかもしれないなんて知ったら。
「危ないです。両親を殺したかもしれない犯人の近くに潜入だなんて…」
「大丈夫ですよ。いざという時は自分でどうにかしますから」
「でも…っ」
Aside
降谷さんは私のために、店長に近づくため潜入と言ってる。危なすぎる、そんなの…
「大丈夫、信じてください」
降谷さんの目は真っ直ぐだけど…
「…」
その日私は降谷さんに賛成できなかった。
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作者名：つくね | 作成日時：2023年6月18日 6時
