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その後、落ち着いた私は降谷さんにひとつひとつあの時の事件のことを説明した。
事件があったのは私が7歳の時.11年前だ。
辛くなったら辞めましょうと言ってくれる降谷さんは、その事件をひと通りパソコンで調べた。
「犯人の情報は左ふくらはぎの薔薇のタトゥー…か」
うーん、と顎に手を添えて考える降谷さん。
「何にせよふくらはぎなので夏にしか調べようがなくて」
「…ですね、もしくは海水浴場やプール…」
時計を見ると午前4時。
「うわっこんな時間だ…降谷さんすみません!」
「いやいや、辛かったらいつでも頼ってください」
一度私たちは仮眠して、私は仕事に、降谷さんは私と歩いて散歩したあたりをぶらぶら歩いてみる、と言っていた。
降谷side
…とは言ってもなぁ。
手がかりが左足にタトゥーとしか。
ぶらぶら歩いてると、
まさか。こんな早く見つかるなんて。
左足に薔薇のタトゥーが入っている男を発見した。
「…っ」
僕はその男を見て、
Aさんに本当のことを伝えるべきか迷った。
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作者名:つくね | 作成日時:2023年6月18日 6時