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25. ページ26

降谷さんと別れて出勤する。
もう来てる中村は分厚い資料とパソコンで仕事をしている。

「もう来てたのね!おはよう。」


「おはようございます!Aさん!」


中村はかなり熱心に調べている。

「…?

何調べてたの?………っ!?!」





" 東京都一家殺害事件 "


「…?Aさん…?顔色悪いですよ」




…っお母さん、お父さん





"A、絶対ここからでちゃダメよ"

"合図するまでかくれんぼだからな"

"…っ、きゃぁあ!!!"


"あなた…逃げ"

"…っぐ…"





その時浴室に隠れてた私は犯人の後ろ姿が目に焼きついていて____






後ろ姿、足のふくらはぎには薔薇のタトゥーが彫ってあった。

犯人の手には血まみれの包丁と、お母さんとお父さんの財布…





「…さん?

……さん!?

…Aさん!!」

ハッ



「な、…なに?」

「どうしたんです?」




今でもあの時のことを思い出すと手が震えて動悸がする。


犯人は未だ捕まってない。
迷宮入りの殺人事件。

だから中村は調べてたのか。



中村はその時、その場に子供がいたのが私だと言うことは知らない…。


「顔色悪いですよ?」

「…何でもない。」

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作者名:つくね | 作成日時:2023年6月18日 6時

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