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その日の夜____
残業で遅くなった。
家にやっと到着したのは21時。
「疲れたぁぁ」
帰ってくると、良い匂い。
お、美味しそう!
あれ?あれは生のブリ…まだ調理してないんだ。
それにしても降谷さんいないな…
そういやここのところ残業が多くて、私が残業のある日は体が鈍るからジョギングに行ってるとか言ってたっけ。
今日もジョギングかな。
私は降谷さんが帰ってくるの待ってよう。
とりあえずベタベタするからお風呂に入ろ…
私は浴室のドアを開けた。
そこにはお風呂上がりのパンツ一丁の降谷さん。
「っわぁ!?!!ご、ごご、ごめんなさい!!!」
咄嗟に勢い良く閉めた。
ひぃ〜やってしまった…
ジョギングじゃないのかよ!!
私がいつも先に入るからジョギングだと思うじゃん〜…
それにしても、筋肉質だったな降谷さん…
イケメンでスタイルも良いくせに程よく筋肉もついてんのかよ…
…じゃなくて!!
ぶんぶん頭を振る。
すると浴室のドアが開いた。
「すみません、先にお風呂いただいてしまって」
ははは、と頭を掻きながら言う降谷さん。
「私こそ…さっきはすみません」
「ははは、パンツ履いてたし大丈夫ですよ」
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作者名:つくね | 作成日時:2023年6月18日 6時