心を逮捕されました。【降谷零】 (ページ18)

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「それにしても店長さん、やっぱりこの豚骨ラーメン隠し味に牛乳が使われてたんですね」

「兄ちゃん、よくわかったね」
「えぇ、料理は結構好きなほうでして」

「いやぁ、Aさんと安室兄ちゃんが居てくれて本当よかったよ。助かった。今日のラーメン代はいらん！」

「えー！？店長それは払いますって！」

店長はいいからいいから！！とお金を受け取ってくれなかった。

私たちは他の2人に最後事情聴取し、中村に報告した後店を出た。
中村に報告した時、被害者は一命を取り留めたと病院から連絡があったそうだ。

2人で並んで歩く。

身長が高い降谷さんのことはだいぶ見上げないといけない。高いな。

「降谷さん、さすがですね」

「僕はAさんが牛乳と言うから、ハッとしたんですよ」
「まったまた、同時に言ったじゃないですか」

「ははは、Aさんには敵わないなぁ。」

も〜。なんて言ってたら、降谷さんに肩を持たれて引き寄せられた。

「…ふっ、降谷さん！？」

と同時に勢い良く後ろから車が走って行った。

「危ないな〜」
なんて言ってる降谷さん。

すぐに引き寄せられた手はどけられたけど、

その肩はずっと熱が持ったようで。

動悸が聞こえてしまうんじゃないか、ってくらい
ドキドキしてしまった。