心配３ ページ38
『元貴くん…？大丈夫…？』
少し肩を揺さぶってみた。
元貴「っ…だぁ〜〜〜！！やっと解けた、もう無理〜」
がばっと上半身を起こす元貴くん。
『大丈夫？金縛り？』
元貴「そう、金縛り。よくなるの」
前髪をわしゃ、と整えながら言う元貴くん。
『え〜…じゃ眠れてないの？』
元貴「んー、まあまあ」
『…そうなの…心配。おいで、元貴くん』
寝転んだままの私は上半身を起こした元貴くんに手を広げた。
元貴「でも俺めちゃくちゃ汗かいて…」
そう言う元貴くんの腕を引いた。
元貴「ちょっ、俺ほんと汗くさいんだって」
私の上に覆い被さるようになだれ込む。
『ううん、全然。むしろ好きかも』
そんな元貴くんの背中に手を回してすぅっと嗅ぎながら抱きついた。
ほんと、少し背中が湿ってる。
元貴「ど変態か笑」
『変態かも笑』
元貴「金縛りほんっとしょっちゅうなの、俺。Aのこと起こしちゃうかも」
『寝れなかったら起こしてよ〜』
元貴「寝るのも遅いのにさすがに起こせないわ」
『だめだめ、絶対起こしてよね。あ、じゃあこうする！元貴くんが寝たのを確認してから寝るね！！』
元貴「ばか！それはダメだわ。A倒れちゃうよ」
『いいの。私がそうしたいの』
元貴「てか重いよねごめん」
ずっと元貴くんは私の上に乗った状態で抱きしめてくれてた。いや、私が抱きしめてたのか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 223人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
つくね(プロフ) - Efuさん» わ〜！ありがとうございます！励みになります(*^o^*) (2月2日 11時) (
レス) id: ba622fddf3 (このIDを非表示/違反報告)
つくね(プロフ) - りょうさん» 続編にいきます\( *´•ω•`*)/いつもありがとうございます٩(๑òωó๑)۶ (2月2日 11時) (レス) id: ba622fddf3 (このIDを非表示/違反報告)
つくね(プロフ) - 優衣さん» ありがとうございます(´⸝⸝•ω•⸝⸝ `) (2月2日 11時) (レス) id: ba622fddf3 (このIDを非表示/違反報告)
Efu(プロフ) - 続編、、！！めっちゃ楽しみです！頑張ってください！💪✨ (2月2日 10時) (レス) @page50 id: c9a4ceabfe (このIDを非表示/違反報告)
りょう - 続編ですか！楽しみです！！ (2月2日 10時) (レス) @page50 id: 1815e3953a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：つくね | 作成日時：2024年1月25日 13時
