ツンデレな彼は歌の王子様【大森元貴】

ツンデレな彼２ ページ44

『次しよ、次』
大森「はいはい笑」

そう言って対戦キャラを決めていた時。


私の肩に、こてんと頭を乗っけたもっくん。

『…！？！』
突然のことに固まる私。


大森「落ち着くんだけど。」
『そ、そう…？ならよかった…』

大森「俺さ、Aちゃんにずっとそばにいてほしい」

いきなりのもっくんの言葉に、コントローラーを持つ手が汗ばむ。

『もっくん…？』

大森「Aちゃん、好きだよ。」
『うそ…』
大森「ほんと。俺の恋人になってほしい」

『私も、ずっとずっと前からもっくんのこと』
大森「気づいてた。連絡しようとずっと思ってたけどツアーとかで忙しくてさ。時間ある時にこうやってちゃんと話したいって思ってたの」

『え〜〜』

大森「なーんで泣くの笑」
私の顔を見て頬を伝う涙をそっと指で優しく拭ってくれるもっくん。

『う〜、だって…そんな、夢みたいで…』

大森「夢じゃない。俺だって夢かと思ってるわ」
『嘘だぁー！？』
大森「ほんとだって笑」

『じゃあ、、今日から彼女としてよろしくお願いします…』
大森「カタコトだな〜笑。こちらこそ。よろしくお願いします」

そう言ってコントローラーを持つ手を取り、手を絡めてきたもっくん

『待ってごめん、すごい手汗』
大森「そう？しっとりしてて気持ち良いけど」


マッサージするように手を触るもっくん。

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