ツンデレな彼は歌の王子様【大森元貴】

２度目のデート３ ページ41

『ごめんね、待たせちゃった』

大森「いや全然。さっき来たし。てか、今日もまた雰囲気違うね、可愛い」

そんなスラッとすごい言葉を…

『いや、あの、もっくんも黒のトップス似合ってるよ』

大森「逆に黒しか着ないんだけどね笑」



さ、行こうと言って歩き出したもっくん。



『ねえもっくん』

大森「ん？」

ハットを深くかぶったもっくんが振り向く。



『これってさ…、デート？』
大森「そうだといいなと思ってる。」



う、そ…

デートって考えていいんだ。



ドキドキと高鳴る感情を抑えつつ、もっくんの後ろをついて行った。




今日はもっくんが車で来てくれたみたいで。

助手席に乗らせてもらう。


わざわざ降りて待っててくれてたんだと思うと、もっくんの優しさがひしひしと伝わる。



大森「今日はね、俺のおすすめのお店でもいい？」

『え！！楽しみ！お願いしますっ』

大森「よーし。じゃ行きまーす」







行きの車内ではお互いの近況を話し合った。


大森「〜でさ、若井がそこでスマホ拾ってくれて」
『みたみた、ワルイージみたいな走り方のあれだよね』
大森「はははは笑！！そうそれ！」


ほんっと、楽しい。
楽しくて仕方ない。

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