僕の恋人は、"芸能界きっての天然美女" 【降谷零】③ (ページ3)

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「平ちゃん！」

安室side

「大滝はん」

平ちゃんと呼ぶ警部と刑事、鑑識さんたちが入ってきた。

「コナン君、彼らは知り合いかい？」
コナン君に耳打ちして聞いてみる。
「うん、平次兄ちゃんのお父さんは大阪府警本部長の警視監だし、その横の和葉姉ちゃんのお父さんも大阪府警刑事部部長の警視長なんだ。」
「なるほど、だから」

「で、心臓をひと付きかいな」
「せや。殺人事件やで」
「第一発見者は？」

「あ…私です…」
「あんた、女優の新垣Aとちゃうか！？」
「え、ええ…」
「聞いた話によると殺されたこの女性は今撮影しとるドラマのスタッフや聞いたけど…」
「はい、そうです…」

Aside

ぞろぞろと警部さん、刑事さんが入ってくる。すごい…本物だ…。

「スタッフはみんなで何人なん？」
色黒の高校生の彼が聞いてきた。

「えっと…」
「30人はいますよ」

横からディレクターが代わりに言ってくれた。
「スタッフといっても、カメラマンにしても3人はいますし…照明だって5人はいます。それに音声に車両部、美術部、衣裳部にヘアメイク…それにメイキングや製作部もいますから…。あとは僕達ディレクターに監督ですね」
「そ、そんなおるん…！？こんなん犯人見つけられへんやん！」
色黒の子の彼女が言う。

「ちなみにこの女性は？」
「ヘアメイクです」

「うーん…」
「とりあえず全員取り調べるしか無いやないか」
「その必要はないんじゃない？」
「ボウズ！お前も来とったんか！！」