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2人で公園の東京湾沿いの道をゆっくり歩く。
「本当、綺麗ですね」
「えぇ。穴場でしたね」
静かで、周りにもあまり人がいなくて、
夜なこともあり、車通りもほぼない。
湿っぽい海辺の夜風とかすかな潮の香り…
そして隣を歩く身長の高い安室さん。
全てがドキドキした。
少し歩いて、柵に2人で寄りかかる。
「すみません、全部私に合わせてもらって」
「いえいえ…会えてよかったです」
寄りかかって私の方を向いて微笑む安室さん。
"会えて良かった"そう言われて、
胸が熱く張り裂けそうになった…。
「あの…安室さん…」
「ん?」
ダメだ、今まででこんなに好きになった人なんて居ない。
今日言おうと意を決した。
「あの…っ、」
安室さんは、手のひらを私に向けた。
「?…安室さん?」
「Aさん…今から本気で口説いていいですか?」
「え…あ、あの…」
「僕はAさんのことが好きになってしまいました。もちろん1人の女性として…。よかったら僕とお付き合いしていただけませんか?」
「わ、私も…、安室さんのことが好きです」
「あんなインタビューの答え方されちゃ、さすがに気付いちゃいますよ」
そう言って安室さんは恥ずかしそうに笑った。
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つくね(プロフ) - Lalaさん» ありがとうございます(;o;)いつもコメントありがとうございます(;o;)!更新できる時は一気にします!がんばります〜⭐︎! (6月27日 15時) (レス) id: ba622fddf3 (このIDを非表示/違反報告)
Lala(プロフ) - 掛け持ち作品も大好きでみてますが、こちらも既に大好きな作品になりました!更新するのが大変な時もあると思いますが、バシバシ更新お待ちしてます♡ (6月27日 15時) (レス) @page10 id: a10f094dfd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つくね | 作成日時:2023年6月26日 21時