僕の恋人は、"芸能界きっての天然美女" 【降谷零】

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インタビューを受けてから2週間＿＿＿＿＿





ニュースになって以来、Aさんはマネージャーにあまり出かけるなと言われてしまったらしくインタビューをした日から会えないでいた。

…女優って大変だな。なんて考えるも、秘密にさえしておけば公に出ることはないからそれはそれで僕にとって都合が良いとさえ思えた。
ただでさえ公安、そして組織のバーボンという名を持つ僕だ…。もしAさんと深い繋がりがあると知られたら一般人の僕でも一気に世に知れ渡るだろうな。

ネットの世界は甘く見てはいけないからな…



そんなことを考えていると、Aさんから着信があった。


「もしもし」
「安室さん…お久しぶりです！ごめんなさい、こんな遅くに」

時刻は午後22時。やっと今公安の仕事が終わったところだった。

久々にテレビ越しではないAさんの声。
"安室さん"と言う彼女に特別感を感じる。

「いえ、起きてましたよ。Aさん、お久しぶりですね。どうされました？」
「…今から会えません？」

「でもマネージャーに…」
「しー！！…内緒ですよ。住所教えてもらえれば会いに行きますから！」
「…それならAさんの家から一番近いコンビニで待ち合わせましょう。そこに車を着けるので」
「車…助かります。じゃあそこでお願いします、また後で」


Aさんの家に車を着けるなんて記者が待ち伏せてたら大変だ。
だからと言って歩かせるのも危険だが…もし記者がいてもコンビニで何かを買いに行くと思わせたらいいだろう。


スーツのまま車を某コンビニまで走らせた。

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