僕の恋人は、"芸能界きっての天然美女" 【降谷零】

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安室side



しばらくの間、女優の新垣Aさんの護衛に付くことになった。
彼女の演技は何とも人を惹きつける力を持っている。見ているうちにのめり込んでしまった。

ふとスーツからバイブが鳴ってることに気づき、退席して見ると風見からだった。

「どうした？風見」
"降谷さん、どうです？新垣Aを間近で見た感想！"

…そういえば、アイドルとか女優とか好きだったな。

「あぁ、綺麗な方だ…って仕事の電話じゃないのか」

"自分、昔からファンなん ブチッ

スマホをしまいながらマネージャーの元へ戻る。
…次は映画の舞台挨拶か。
舞台裏から見れるなんてな。





映画の舞台袖から客席に出て行くAさんの歩き方が綺麗で見入ってしまった。

W主演の俳優が、そっとAさんの腰に手を当て階段から降りるのを支える。
ふと目を逸らしてしまった。

挨拶を終えると、また舞台袖に戻ってきたAさんはマネージャーと僕に大成功です。ありがとうございます。と笑顔を見せた。
女優という仕事は凄いな、こんなにも人を惹きつけるのだから。

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