僕の恋人は、"芸能界きっての天然美女" 【降谷零】

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安室さんはマネージャーの手を後ろで取り押さえたまま、話を始める。

「勝手ながら調べさせて頂いたんですよ、マネージャーのこと。貴方は元々アイドルが好きでコンサートなど行ってましたが握手会で何度かトラブルを起こされてますね。ですが貴方の父親が某音楽会社の社長でそのトラブルは隠蔽…。
そして今日貴方はAさんにいかにも事務所に入っていたかのように脅迫状を渡し、跡を着けた。」

「そりゃ玄関の周り見渡しても何もないはずだぜ。この家の屋根裏に住んでたんだからな！」

…え？

「それも防犯カメラで確認済みです。」

嘘、でしょ…

「貴方がAさんを殺める動機は、その隠蔽事件が関係しているんでしょう。貴方の父親と前回のAさんのドラマ"secret"の監督が…小学生からの友人だとわかった貴方は、Aさんにバレる前に口封じのため殺そうとした…。と言うところでしょう」


何とか言ってよ…マネージャー…

「さすが探偵だな。まいったよ」

「塚…野さん…」
今まで強張ってた体の力を抜き、観念したかのように言うマネージャー

「Aちゃん、俺はあんたに捨てられるのが…怖かったんだ…」
「だからと言って殺そうとするなんて、あんた人間じゃねェ！！」
「警察は呼んでありますから。」





その後、目暮警部と高木刑事が到着し、マネージャーは現行犯逮捕された。

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