安室さんがトリップしてきました。 (ページ45)

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実家に行こう2 ページ45

重い足取りで実家へ向かう。

車で約30分ほどのところに私の実家はある。

車内では私の子供の頃の話とかで盛り上がったり。

そうしてるうちに…

…着いちゃった……。

零さんは手土産を持って。

いざっ

玄関ドアを開ける。

ガチャ…

『ただいまー』

「おかえり。久しぶりね」

『零さん、どうぞ』

私が手招きする。

後ろからスーツの零さんが私の後について、玄関へ入る。

「まぁ。」

お母さんはその髪色にびっくり。

「こんにちは。急だったのにすみません。Aさんとお付き合いさせていただいてます。降谷零です。」

そう言って深く頭を下げた。

『零さん、ねぇ、頭上げてよ…』

そこへお父さんもやってきた。

「おかえり、A。それと…随分と派手な方だな。ま、上がれ」

『お父さん！これ地毛なんだから！！

い、いこ？零さん…』

私たちはリビングのソファに座った。

零さんっていつも緊張とかしないんだと思ってたけど、今日は緊張が伝わる…。
空気がピリピリしてる…

もう、こんなお母さんお父さんやだよね…ごめん零さん…

なんて考えてると、お父さんが口を開いた。

「君は何の仕事をしていたんだね」

零さんは、お父さんの目をみてはっきり答えた。

「はい、公安警察と探偵をしておりました。」

疑いまくってるお父さん。
「警察手帳は？」

「事情があり、今は手元にございません。」

お父さんはお茶菓子を持ってきたお母さんに目線を送る。

もうやだ、帰りたい…