妹6 ページ41
「探偵って…胡散臭ぁ」
腕を組んでじとーっと零さんを見るまなみ。
『ちょっとまなみ!失礼よ。いい加減にして』
少し声を張り上げて答えた。
いくらなんでも、ここまで色々言われちゃ私も黙っちゃおけない。
「だってお姉ちゃん、変な男にばっか捕まんじゃん。」
ゔっ、
ごもっとも…です…
「だから…私は心配してるだけなの。またお姉ちゃんが変な男に捕まってお金だけ取られてったり、二股されたり実は妻子いましたとか…もう見てらんない」
こう言われるととんでもないクズ男にばかり捕まってたんだな私…。
あははは、と頭をかいて汗をかく私。
「僕は、そんなこと絶対にしませんよ。どうか任せてください、妹さん。」
『零さん…』
「う…で、でも私はまだ認めないからね!」
零さんの真剣な眼差しにたじろぐまなみ。
「あっ!!そうそう!!」
まなみが思い出したかのように大きな声をあげた
『な、なによ』
「お姉ちゃんのカフェに強盗入ったでしょ!?大丈夫だったの!?」
あとでニュースで見てびっくりしたの。言ってよね!!ってまなみ。
『あ…うん。大丈夫だったよ、零さんいてくれたから』
「ふぅん、彼が…ねぇ。」
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作者名:つくね | 作成日時:2023年6月4日 20時