看板息子2 ページ25
朝。
『ん〜…!!よく寝た…』
昨日は早起きしたのもあって、とても疲れてたのかすっかりよく寝た。
背伸びをしながらあくびをする。
って言っても、6時だけど。
起きるととっても良い匂いがしてきた。
ガチャ…
『おはよう、零さん…』
「起きたね。おはよう、よく眠れたかい?」
『うん、もうすっかり!あ、これってもしかして!?』
お皿に乗ってある朝ごはんを見てはしゃいで僕を見てやったー!と言うAさん。
「そう。僕特製、ハムサンド!」
『わ〜い!顔洗ってくるね!』
「うん、行っておいで」
『たっだいま〜!』
ハムサンドのおかげか、テンション高いなあ。
『いっただっきまーす!
…んっ!?!?んま!!!なにこれ!!!おいしすぎる!!!』
「よかった〜!カフェで働く子にご馳走するなんて緊張したよ」
『ほんとに!!これ、レシピ教えてほしい!!』
「うん、またどこかに書いておくよ」
『わーい嬉しい!!』
「あ、」
零さんの目線が私の口元にうつった。
『ん?』
「付いてる」
と言って私の口元についてたマヨネーズを手で拭って舐めた零さん。
『……っ、零さん!!』
「悪かったよ、美味しそうでつい」
お、美味しそうって…
『っ、とにかく行ってきます!』
Aさんは荷物を持って颯爽と出ていった。
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作者名:つくね | 作成日時:2023年6月4日 20時