お買い物4 ページ22
推しに貢ぐってこんな感覚なの?
なんて考えてたら
「Aさんは何か欲しい物ないのかい?」
って聞かれた。
うーーん欲しい物かぁ
『…んー、無い…な。』
「本当に?」
『んー。うん』
物欲がない私は本当に特別欲しい物なんてなかった。
『あ!!強いて言うならついでに食料品を買って帰りたいんだけど…』
「了解。行こう」
『ありがと、』
そうして2人で食料品売り場を回った。
『安室さんは向こうのカフェではどんな物出してたの?』
「ハムサンドがすごく人気だったよ」
『え!?作って作って!!
…な、なんてね』
「お安いご用さ」
え!?いいの!?
『わ〜!!楽しみ!!』
2人で食材について盛り上がりながら買い物をした。
え!?これ安い。
本当だ、ブロッコリーも安いよ
ねえこれ料理したことある?
あるある、これはまずブレイン液につけて…
わ!セロリやすいっ!安室さんセロリいける人?
大好きさ!Aさんもかい?気が合うな
た、楽しい。マスターと買い出し来た時くらい楽しい!!
なんでも知識豊富だし、作り方まで。
私たちはたんまり食材を買った。
『ねぇ、持つよ?』
「ダメダメ、僕が持つから君はそれをよろしく頼むよ」
『ねえせめてもう1袋…!!』
安室さんの手には先程買った服の紙袋2つと、食料品売り場で買った袋が2つ。そして5kgのお米。
私は…軽いお野菜が入った袋1つ。
『お願い〜!1つちょうだい!持つから!明日筋肉痛になっちゃうよ!!』
「ははは、これで筋肉痛になるくらいならトレーニング要らないなぁ」
笑って私との会話をごまかす安室さん。
そのまま絶対に渡してもらえず、私の車まで到着した。
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作者名:つくね | 作成日時:2023年6月4日 20時