ハイスペックな彼4 ページ17
『安室さん、先にお風呂どうぞ!』
「いや、後でいいよ」
『いやいや、お客さんが先です!』
お互い引かない。
そして私は敬語が抜けない。
安室さんからのタメ口に少しドキッとする。
ん?ドキ?
「僕は後でいいから。ね?」
そう言われて折れて私が先に入ることにした。
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お互いお風呂も入って、あとは寝るだけ。
『ごめんなさい、男性の服全然なくて…』
そんな安室さんは着ていたスーツ。
「いや、大丈夫だよ。こうしてご飯が食べれてお風呂に入れてるだけで充分さ」
『明日たっくさん買いましょう!!』
「ははは、そんなに沢山じゃなくて良いよ」
『そうだ!歯ブラシは変えをいつも買ってるので新品があるんです!これ使ってくださいね』
「ありがとう」
そう言って、リビングを後にした。
『じゃ、おやすみなさい…』
「ん、おやすみ」
最後も微笑んでくれる安室さん。
優しいしイケメンだしなんでもできるし…
なんかとんでもない人だ…
ほ、惚れないようにしよう…。
そう心に決めた。
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作者名:つくね | 作成日時:2023年6月4日 20時