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宿2 ページ11
次の日
退院日だ。
僕は服を着て準備をする。
スーツに血がついていたが、誰かが洗ってくれていた。看護師さんか?それともAさんか?
あとは部屋を出るだけ。
その時
部屋がノックされた。
「はい」
ガラガラ…
『失礼します、あの…』
「Aさん。どうされましたか?」
まさかAさんが来ると思わず驚いた。
『やっぱりどうしても心配で…あと、トリップされたなら、お金も大変でしょう?お会計はします。あと、よければうちのカフェの2階が空いてますのでそちらに泊まられては?と思ったんです』
「いえ、そんな。ありがたいですがお気持ちだけ受け取ります」
僕は断った。
『で、でも、周りに知り合いなんていないでしょう?私に任せてください!』なんて親指立てて言うAさん。
じゃあ、お言葉に甘えて。と彼女に色々頼ることにした。
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作者名:つくね | 作成日時:2023年6月4日 20時