川村さん ―その2― ページ11
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「えぇ、だって登坂さんみたいだったし←
それに誰より呼びやすかったし。
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…………………そもそも下の名前知らないし。」
壱「グサッ!!!酷ッ!一緒に出掛けてんのに名前知らんって
それに初めて会った時に自己紹介したやん!?
LINEの名前も"壱馬"って書いとるやん!?」
「え、あ、ごめんなさい………………」
中々の迫力で言われた為、つい誤ってしまった
壱「じゃあこれからは俺の事も名前で呼んで」
「川村さんのままで良いじゃないですか〜」
壱「ダメやって。俺だけ名字とか泣くで」
会ってからずっと思ってるけどこの人ちょっとおかしいよね。登坂さんといい、なんでこんな人達が人気なんだろ←失礼
「分かりましたよ。じゃあ壱馬さん?」
壱「んー壱馬くん、がいいな!ほらしっくりくるやん」
「壱馬くん?
これでいいですか?」不満げー(・ε・` )
壱「うんうん♡
なんやったら壱馬って言ってくれても」
「言わないです。ていうか話逸れてますけど」
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それから出てきたオムライスを食べながら真面目な話をした後
「んふふ♡ここのパフェ、甘すぎずにチョコレート沢山かかってて美味しい!!
大学からも近いし行きつけにしようっと」ニコッ
デザートで頼んだチョコレートパフェを前に満面の笑みで頬張るA
壱(めっちゃ可愛いんやけど!
あんなに可愛い笑顔みたら目離されへんやん)
壱「そんなに美味しいん?」
「はいっ♡
あ、壱馬くんもたべ…………いや、なんでもないです/////」プイッ
壱「え、なんて?」
「なんでもないですッ、それより
これ見てください」
スプーンを持っている手を止め、壱馬に1冊のノートを渡す
びっしり書き込まれた1枚のページを見ながら深く考え込む壱馬
「まだ思いついた事を書いただけなんですけど…………………」
無言の壱馬の表情を伺いながらどうだろうと考える
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壱「いや、ほんとにすっごいなぁって思って」
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作者名:Miku.kk | 作成日時:2021年8月13日 20時