平成ライダーのヒロイン達と恋してみませんか？【百合】

約束。【ツクヨミ】 ページ7

※夢主はソウゴ君の友達で色々事情を知っている設定


ツクヨミ。

それは未来から来た女の子の名前。

ソウゴ君が最低最悪の魔王になる未来を、ゲイツ君と共に止めに来たそうだ。

その子は長くて綺麗な黒髪に、清楚な純白のワンピースが特徴的な可憐な女の子だった。

私はそのあまりの美しさに目を奪われた。

一目惚れだった。

ツクヨミちゃんとは女の子同士というのもあり、すぐに仲良くなれた。

だけど、湊ミハルという人物が来て、彼女は未来から来た人物で、彼女の時代…彼女の世界に帰らなければならない事を改めて実感した。

正直ツクヨミちゃんとお別れするのは、考えたくもなかった。

「…折角仲良くなれたのに、お別れしなくちゃいけないんだね」

「…そうね。私には私の世界があるから」

「そんなの嫌だよ…私、もっとツクヨミちゃんと一緒にいたい。もっとツクヨミちゃんの事知りたいのに…」

「A…」

どうせ…どうせ元の世界に帰ってしまうなら、せめてこの気持ちだけは伝えたい。

「ツクヨミちゃん、私…ツクヨミちゃんの事好きだよ。友達としてとかそんなんじゃなくて、本気で好きなの。女の子同士なんて関係なく好きなの。ごめんね…迷惑だよね…でも、このまま伝えずにいたらずっと後悔する気がして…」

「…A、私、迷惑だなんて思わないわよ。寧ろ嬉しい。私も貴女の事好きよ」

「！！…本当に！？」

「ええ。私も貴女と同じ」

「ツクヨミちゃん…嬉しい！ねぇ、元の世界に帰っても、私の事、忘れないでね。私も絶対に忘れたりなんかしないから」

「忘れたりなんかしないわ。…約束よ」

「うん、ツクヨミちゃん！！」

私たちは笑顔でそう約束を交わした。

絶対に忘れたりなんかしない…忘れるものか。




そして新しく創造された世界で、私達が幸せに暮らす未来が来る事を…私達はまだ知らない。

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