チャンミナのヤツ！！ ページ20
彼氏のふりをして冷たいAさんの手を摩った。
頼む・・これ以上Aさんを泣かせないでくれ・・
願いは伝わることはなく、限界だった俺の口が元彼らしき男になるべく穏やかな口調で喋りかけた。
いともあっさりこの場から去った男。
声を殺し、肩を震わせて泣いてるAさん・・
「あ〜泣かないで・・
ごめん、話聞こえてて・・
あんな奴のこと今日で頭の中から消しなよ。
Aさん、気にしちゃいけない・・
自分の仕事に誇り持ってんでしょ？ちゃんと自分を理解してくれる人居るから・・
俺、Aさんの気持ち・・分かるよ？」
Aさんが受けた屈辱・・
自分の失恋がフラッシュバックする
俺には分かる・・・
俺は振られた方だけど、思えば思うほど俺の仕事の事もっと理解して欲しかった。
そう思うと急に自分も辛くなって、ぽろぽろ涙を流すAさんを俺の胸に抱き寄せていた。
「は〜い、そこまで〜」
チャンミン・・・
ヤバっ・・・すっかり居ること忘れてた。
「ほらほらキュヒョナ、彼女を離しなさい。
お前歌手から俳優に転身するか？
まるでドラマの1シーンでも見てるようだったよ(笑)」
「・・・はは(笑)」
「ははじゃねえって(笑)
・・・Aさん、初めまして。
チャンミンです。
ユノヒョンじゃなくてごめんね？」
その瞬間、赤い涙目のAさんが俺を睨みつけた。
え？なんで睨まれる？
・・少し焦る俺
「あ・・あのさ、親友だからね？
なんでも喋っちゃうって言うか・・」
「もぅ・・・恥ずかしいし！」
ぷくっと頬を膨らませるAさん・・
ほんとチャンミンのやつ、余計なこと言って！！
「キュヒョナ、会えばAさんの話ばっかで(笑)」
「おい！チャンミナっ・・」
「だってそうじゃん(笑)
今度時間があったときユノヒョンと一緒にパン買いに行きますね。
ユノヒョンにはもう言ってありますから(笑)」
Aさんは無意識なんだろうか・・・
俺が抱き寄せた時に掴んだのかずっと俺のダウンの裾を掴んだままで。
「ぐすっ・・
お待ち・・してます・・」
そう言ってペコッと頭を下げた。
・・・いつまで俺のダウン掴んでんのかな。
でも、ずっとこのままでもいいかも・・なんて思った自分が居た。
チャンミンを見ればニヤっと笑いなんか言いたげな顔をして。
「やっべっ！ユノヒョンとの約束忘れてた！
帰るわ！」
いやいや、絶対嘘だろ！
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向日葵(プロフ) - みいこさん» 更新☆楽しみ〜！！ドキドキしたいでーす（笑） (2016年6月25日 17時) (
レス) id: 595a038cb0 (このIDを非表示/違反報告)
みいこ(プロフ) - 向日葵さん» あはっ(*^_^*)ギュのお話し始めちゃいました！ヒョクパパのお話と同時進行で頑張りま〜す！！ (2016年6月25日 17時) (レス) id: 6cd0931ff1 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 気付いたら新作！！みいこさんと言えばヒョクちゃんだったけど、ギュの話もドキドキしながら読ませてもらいます♪ (2016年6月25日 16時) (レス) id: 595a038cb0 (このIDを非表示/違反報告)
みいこ(プロフ) - nanaさん» nanaさん！コメントありがとうございますm( _ _ )m ヒョクちゃんとキュヒョナの両方のお話を楽しんでもらえるように妄想膨らませますね！！ (2016年6月21日 16時) (レス) id: 6cd0931ff1 (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - みいこさん、いつも見させていただいています。ヒョクチェのお話もキュヒョンのお話も更新されるのを楽しみにしています。 (2016年6月21日 8時) (レス) id: 2a8306c6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みいこ | 作成日時：2016年6月20日 8時
