へバラギ(ひまわり)の約束 (ページ43)

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ごめんね。。。　　　リョウクページ43

今、僕の膝の上で横になってるAちゃん。。
ヒチョルヒョンに言われて、とっさにクッションを膝に乗せちゃったじゃん・・

Aちゃんに会うの初めてじゃないけど、あんなのは会ったうちに入らなくて・・・
トゥギヒョンと一緒に病院へ行った時にペンだと思って警戒してたから、足元しか見てなかった。。
・・・・背がちっちゃくて、壊れちゃうんじゃないかってくらい弱々しい細い子。
可哀想なくらい苦しそうな呼吸して・・・
薬は飲ましてあげたけど、本当に落ち着くの？
ソンミニヒョンが僕たちに発作が起きるかも知れない・・って教えてはくれてたけど、
正直この状況・・動揺してる僕。

触っちゃいけない？って思ったけど、背中を摩ってあげたら少しは楽になるのかな？って思って
早く薬効いてって願いながら背中摩ってるんだ。。

「リョウクさん・・・すみません・・」

「あ・・あっ..気にしないでね！大丈夫？」

「・・・・・」

喋るのもしんどいんだね・・

・・Aちゃんが踏ん張った手をガクガクさせながら体を起こしてきた。

「すみませんでした・・びっくりしましたよね・・
ハァ。。。」

「ねぇ無理しないでいいから。。ソンミニヒョンから発作のことは聴いてるから、落ち着くまで横になってて？」

少しまだ震えてるAちゃんの体を支えながら顔を見たら・・
クリッとした大きな目は涙で潤んでて、瞬きしたらポロって涙が溢れた。。

「ねぇキュヒョナ？何かあったんだよね？」

さっきから様子のおかしかったキュヒョナに聞いてみた。
そしたらビックリする言葉が返ってきた。

「さっきここに居た僕らのペンたちに Aちゃん絡まれてたんだよ・・
ソンジンに会う前にその光景を見て Aちゃんに似てるって思って。。
で、気になって仕方がなかったんだ。ゴメン・・キツかったよな・・」

「うそ・・・ペンたちがそんな事を。。
ごめんね・・怖かったよね？」

Aちゃんの目はどんどん涙が溢れて、ポロポロ頬に流れていく。。

「なあ A？
今から時間あるか？」

ヒチョルヒョンは心配そうにAちゃんに話しかけた。

「はい・・大丈夫です・・」

「なら話しよう。。いろいろ聞きたい。
って言うか聞いておかなきゃならないことがある。
いいよな？」

「はい・・」

「よし！キュヒョナ、このまま宿舎に帰るぞ。」

「はい。じゃあもう車出しますね。」

ヒチョルヒョンの判断でAちゃんを連れて宿舎に帰ることになった。