変わらない笑顔 ページ12
「ミニオッパァ。。。
Aのこと思い出してくれた？」
とベッドの横に置いてる椅子に座りニコッと微笑んだ。
「A・・どうして？日本に帰ったよね？
・・・いやいや・・そうじゃなくって・・・
あ。。。だから・・なんでココに？？？」
「そりゃあそうよね・・オッパにしたら訳分かんないよね。。
私ね、パパの仕事でまた韓国に戻ってきたの。
でね・・・来月この病院で手術するんだ・・
毎日検査受けててね、昨日受付のところで偶然入院手続きしてるミニオンマに出会ったの。
そしてオンマがミニオッパ入院したって・・・・」
「あ。。。そういうことなんだ・・
A・・手術って・・・・」
「うん。。心臓だよ。これが最後の手術なの。
これでずっと元気でいられるかな！
子供の頃は何にもすることできない私にミニオッパは優しくしてくれて・・・
ほんとに嬉しかった。。」
「そっか。。
手術するからって日本に帰って・・・・オンマからは時々話は聞いてたよ。。
今回の手術で元気なAになって欲しいよ。。
A。。ほんと美人さんになっててわからなかった。。」
ソンミンはゆっくり片手を伸ばしてAの細くて白い腕に触れ微笑んだ。。
「A。。笑った顔はあの頃とおんなじだね。」
「ミニオッパも優しく笑う顔は全然変わってないよ。。
あ・・・オッパ・・あんまり喋ってると疲れちゃうよ。。手術したばかりだし。。
ミニオンマが帰ってくるまで居てるから眠ってね。。」
「うん。。眠くなってきたかも・・・
こんな痛いの初めてでさ・・はぁ・・辛い。。はは・・」
Aは腕に触れたソンミンの手をそっと握り・・
「オッパ・・手 熱いよ。。熱ある・・・
痛みは少し続くけど、我慢しちゃダメだよ。ね・・」
「うん。。。
そだね。。。。」
ソンミンは優しい顔をしてスッと眠りについた。。
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作者名：みいこ | 作成日時：2014年8月12日 6時
