携帯 あなた ページ8
とんでもない事が起こってしまったあの日・・
再びヒチョルさんに病院に送ってもらい、私はそのまま入院した。
そして、あの日から毎日ミニオッパからの携帯の着信音・・・
1度も電話には出てないし、メールにも返信してない。
着信を見るたび、メールを読むたび
ごめんね・・・って心の中で呟いてた。
そして・・・
今、またオッパからのメールが来た・・
『A・・・
どうした?何かあった?
なんで電話に出ないの?返信くれないの?
お願い・・
心配でならないよ・・・
返信して・・・』
オッパ・・・・
オッパ・・・・
返信・・しないよ・・
ごめんねオッパ・・
うっ。。うっ。。。。
涙が止まらない
誰も居ない病室・・・
私は声を上げて泣いて携帯を握り締めた。
私は入院する時、とにかく一人になりたかった。
誰にも会いたくなかった。
だから、誰にもわからないように、知られないように
病室の私の名前は外してもらった。
別に友達が来る訳でもなく・・・
万が一、オッパが探しに来たら・・・
そこまでしてオッパには会わないと決めたのに・・・
お願い・・もう電話かけてこないで・・
私は携帯の電源を落とした。
・
・
・
暫くしてドアの叩く音がした。
まさかオッパ?
と、ドキドキし始める心臓・・・
「入るよ〜!」
主治医のスヒョン先生だった。
「あれ?どうした?顔色よくないぞ?」
「は?はい?
。。。。はぁ・・・はぁ・・・」
急に息苦しくなる私。
「おいおい!!ちょっと横になろうか!」
先生は慌てて駆け寄ってきた・・
「せ・・先生?大丈夫・・・です・・
ちょっとビックリした・・だけ・・
はぁ・・・・」
「Aちゃん?頻繁に発作が起きてるのか?」
「あ・・・はい・・
でも、今のは・・ほんと大丈夫ですから・・」
そして私は先生にオッパの事を話した。
「先生?先生に話しておきたいことがあるんです。
外科病棟に入院してるイ.ソンミンさん知ってますよね?」
「あ〜 救急で運ばれてきた芸能人のね〜
看護師の中でも彼は有名だよ?キャーキャー言ってる(笑)
あ。。。さては?・・・」
「いえ!違います!
彼は・・・私の幼馴染で・・・
あの、もし彼が訪ねてきても私が入院してる事言わないで欲しいんです。」
「喧嘩でもしたの?」
スヒョン先生に全部話したら、少しは気持ちも楽になるんじゃないかと思って話すことにした。。
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作者名:みいこ | 作成日時:2014年10月12日 21時