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溶かされていく言葉   あなた ページ50

「辛かったんだよな・・」

私の頭に置かれた温かい手・・
ヒチョルさんの顔を見ればさっきの優しい顔じゃなくてなんだか悲しい顔をしてて・・・

「なぁA・・
頼む。もう会わないとか連絡しないとか思わずソンミンに電話・・してやってくれないか?」

「え?・・・・」

「Aを病院まで送っていった日、ソンミンは診察が終わったらお前が病室に来てくれると思ってた。
・・・・あの日以来、Aに会ってない・・声さえも聞いていないって・・
アイツ、お前のこと心配で心配でさ・・・
入院中も退院してからも、お前と一緒だよ。。
そんな泣きそうな顔してるんだ・・」

私の視界が揺らいでた・・・

「あの日から・・・Aはソンミンに逢いたくても電話したくても・・・
ソンミンのこと想って決断したんだろ?
これ以上ソンミンと関わったらアイツが危ないって...
辛かったな・・ホント俺たちのペンが・・ゴメンな・・

もういいから・・そんな事 思わなくていいから・・

逢って、声聞いて、笑えよ。。。な?
ソンミン待ってるから・・
アイツはまだ復帰できない。
暫くは実家に帰ってる・・
早くアイツを安心させてやって欲しい・・」

溢れる涙・・
ヒチョルさんは、今まで張り詰めてた私の心の中を溶かしてくれてるようだった。

「私がオッパに何も言わず・・
避けるよな事して・・
でもそれが心配せるような事になって・・

はぁ・・・・どうしよう・・・

うぅ・・・・」

涙が止まらない・・

「A・・・あの日のこと・・ちゃんとソンミンに話そう?
隠すことじゃないし、このまま隠しておけない・・
ソンミンがAを守ってくれる。
それに俺たちだって居る。

我慢してアイツから離れんなよ・・」

「ヒチョルさん・・・・
ごめんなさい。
私・・・あの日、もう二度とオッパには逢わないって・・
最後のメールとして嘘のメールを送って・・」

「嘘?」

「はい・・・
診察終わったから帰って休むって・・・。

実は診察の後、そのまま入院したんです。

オッパからは何度もメールがあったし電話もあったけど取らなかった・・
そして・・携帯の電源を切りました・・

私・・・アメリカに行って・・・
心臓移植するんです・・」

「え?」

こんな話されて戸惑いを隠せないヒチョルさんはじっと私を見たままで・・・

私は、わがままで勝手な自分の気持ちを全部話してしまおうって思った。

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設定タグ:ソンミン , SUPERJUNIOR , SJ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:みいこ | 作成日時:2014年10月12日 21時

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