オッパの声。。。 あなた ページ46
移植という不安から決心が揺らいでしまって・・・
起動させてしまった携帯の電源・・・・後悔した・・
でもあれから・・
目が覚めて・・何も確認せずまた電源を落とした。
着信メール欄の１番最後・・
『Aへ
今日、僕は退院します
とうとうAの携帯は繋がらなかったね・・
寂しかった・・
逢いたかった・・
声が聞きたかった・・
待ってるから。。。Aからの連絡
ソンミン』
もう逢っちゃいけないと誓ったのに今は逢いたくて逢いたくて・・・
オッパ・・予定より早く退院できたんだね
よかったね。。。
おめでとう。
ヒチョルさんはあのメールに怒ってるかな・・・
きっと私と連絡が付かないことミニオッパから相談されてるでしょ？
あんな形で送信されてしまったメール・・
続きも打てなかった・・・
ほんと私の我儘ごめんなさい・・
発作の後、少し眠った私・・
目が覚めたとき、体が重くて
あぁ・・熱・・あるな・・
って、すっかり暗くなった窓からの空を見てとてつもなく心細くなった。
ベッドの横に置いてあるCDコンポに手を伸ばして、小さな音でラジオを点けた。
別に聞くわけでもなくただ流れる誰かのDJ番組。。
シーンと静かなこの部屋に音が欲しかっただけ。
薬を飲んで何もしないまま横になってた。
運ばれた晩ご飯も口にはできず、眠っては目が覚めるの繰り返し・・・
点けっぱなしだったラジオから流れる音に耳を傾ければ・・・
「Super Junior kiss the radio〜！！
アンニョンハセヨ〜！リョウクです！
そして。。今日退院したソンミン氏がDJとして戻ってきました〜〜！！」
あ・・・リョウクさん・・・
え？
オッパが？
「アンニョンハセヨ〜！ソンミンです！
皆さん、大変ご心配おかけしました。
やっと今日退院しました。
入院中はたくさんの温かいメッセージありがとうございました・・・・・・・・・・」
オッパ・・・・
・・・ダメだな・・
逢いたくなるじゃん・・声なんか聞いたら・・・
ラジオからの愛しい人の声・・
時々笑った明るい声も聞こえてきて・・・
どんどん逢いたい気持ちが涙と一緒に溢れてくる・・・
つくづく自分勝手に嫌気がさす。
もうこのまま眠ってしまって・・2度と目が覚めなければいいのに。
これ以上オッパの声が聞こえてくるのが辛くて、ラジオのチャンネルを変えてギュッと目を閉じた。
さぁ・・・どうする？ ヒチョル→←メンバーたち。。。 ソンミン
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作者名：みいこ | 作成日時：2014年10月12日 21時
