検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:16,050 hit

なり!31 ページ33

日「そん時、楽しかった?」


『別に…普通…』


日「そっか…」


僕は少し嘘を言った。


影「じゃあ、好きになれば楽しくなるんじゃねーの?」


菅日「「『は?』」」


影「だから、好きじゃないから楽しくないんだろ?だったら、好きになれば楽しくなれんじゃん。」


と、ポッキーを食べながら言ってきた。
おい。わしにもくれ。←


『いやいやいや、そーいう問題じゃないから。』


影「じゃー、どーいう問題なんだ?」


ぐぬぬ…何も言い返せない…


『バレーは好きだよ。ただ単に、怖いだけ。』


菅「…入学初日にその話してたな。」


『はい。しました。

だから、どーしても怖いから楽しむ事はできない。以上。』


嘘はついてない。負けるのが怖い。チームの足を引っ張るのが怖い。今朝、及川…サンにも言われたけどでも、どーしても怖くて怖くてたまらないんだ。


日影「「なら!俺がお前がバレーを楽しめるようにしてやる!!」」


『(´^ω^`)ブフォwww』


日「おい!被せてくんな!そして、玲!笑うな!!」


影「お前も被せんなよ!笑うんじゃねー!」


菅「凉夜。コートには?」


『…6人…』


菅「正解。コートには6人いるんだから、みんなで支えあって、時には失敗したり、足を引っ張ったりするけどみんなで支えあっていくのがチームだべ?」


『…』

そう…なんだけど…

それが、わかっていようとも心に染み付いた恐怖という感覚が跡形もなく消えるわけもなく、ずっと残り続けているんだ。


いつしか、その感覚は消えていく。僕はそうだと信じている。

お知らせ!→←なり!30



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.7/10 (7 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
10人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 男装
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒鷺夜@国見は俺の嫁。 | 作成日時:2017年5月23日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。