ビバ！青春！

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落ち着くんだ自分。
前にもこのパターンがあった。そう、忘れもしない運動会、障害物競走での女装。
目の前に出された好物に本能のまま食いついてしまったあの時の自分に今の俺が重なる。
これはねぇ、与えられる快感のままに恥ずかしいことを口走ってしまう受けちゃんと根本的には同じなんだ。分かるか？だがしかし！俺はもうその手には乗らぬ！！！



「交換条件はなんだね？」



いや口調がおっさんになってまったがなwww
知念が訝しげにオラを見てる！！だけどね、俺今必死！！！欲望を押さえつけて自分の身を守る方を優先させたからね！！！



「別にそんなのないけど、そうだなぁ、僕で妄想をもうしないで欲しいかな」



………余計なことを口走りましたね。はい。
そうですよね、大天使知念様がそんな、ねぇ？交換条件なんて、ねぇ？汚いこと……ねぇ？？？？？泣いていい？？？？？？



知念でもう妄想できない、なんてそれほど俺の腐男子人生を苦境に立たせるものはない。
身長が小さくてどの攻めと並んでも身長差が生まれる。顔がベリーキュートでちょっとお腹に黒いものを飼っている、そんな素晴らしい受けがこの3次元に、しかもこんなにも俺の近くに生存しているというのに！！！



「ちょっと、大丈夫ですか？まあ考えてみてくださいね。とりあえずもう圭人が来てるので…」



部屋の扉を開ける知念の後ろ姿がぼやけて見えるぜ……くそ………泣けてくる…………
俺を心配してくれたのは最初だけで、ちょっと呆れた視線を送ってくる知念………今日も見目麗しいです。

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