ビバ！青春！

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「裕翔、全然ホ モップルいないじゃん！！」
「ちょ、いのちゃん声でかい」



運動会も無事終わり、テストの季節ですよ。
早いですね、もうわたくしもうすぐこの学校で2ヵ月経つんですね。



中島裕翔くんはね、最初にこういったんですよ。
『学校でホ モ見つけるのは簡単だけどなかなかさ、腐男子見つけるのって難しいんだよね』
つまりね、わたくし期待したわけですよ。
廊下でちょっとチューしてたりハグなんか日常茶飯事かな？って。

なのにね、ぜんっぜん見ないんです。
それどころか運動会以来わたくし何故かモテてるんです。
5回は男に告白されてます。
みんなもっと可愛い子がいるじゃん？周りにさ？



「俺は前より見れてるよ。なにせいのちゃん男ホイホイで毎日楽しい！」
「ごきぶりホイホイみたいな言い方するなよ…いいよな、お前は所詮他人事だろ？」
「ギブアンドテイクだよね」
「なにが？」
「テキトーに言ってみた」



裕翔は毎日俺と男が絡んでるのを見て幸せそうだ。今も昨日俺が知らないモブに壁ドンされたところを撮った写真を眺めてる。
もちろん撮り終えたあと助けてくれた。撮り終えた後だけどな。



いいよな、いくら受けがブスとはいえ間近で見られるんだぜ？昨日は攻めもなかなかのブスだったけどな！けっ！
誰でもいい。裕翔を押し倒してくれ！！！それか裕翔誰か襲え！！！



「俺が襲ってあげよっか？」
「ひょ〜」
「ははっ、何その声」



急に後ろから抱きつかれて耳元で甘えろ吐息多めボイスで囁かれたらそうなるわ！ぞわぞわぁってしたわ！

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