６、 ページ10
「ご飯、食べるんでしょ？」
中々抱きしめた手を解かない俺に
壱馬が飯を促す
『んー、そうだな。さっさと食って、ゆっくりしよ。』
「なんかお手伝いすることありますか？」
『あー、じゃぁ、これ運んでくれる？』
一緒にキッチンに向かい、
カウンターに置いてある副菜やらなんやらを運ぶように頼む
その間に、
最後の仕上げをして、
完成させる
それを壱馬がいるダイニングに持っていくと、
途端に目をキラキラさせた
「ハンバーグ！」
『ふふ、そう。ハンバーグ。壱馬、好きだろ？』
「大好きです！」
自分ではなく、ハンバーグに向けられた言葉なのに
一瞬ドキッとしてしまった
子供のような瞳で、
盛り付けられたハンバーグを見つめている
『ふっ、食べようか。』
「やったっ！いただきます！」
律儀に手を合わせ、
うまいうまいと言いながら、
凄いスピードで食べ進めて行く
『そんな急いで食べなくても、誰もとらねえよ。笑』
「だって、うまいんですもん！」
『良かった良かった。笑』
さっき運動したから、エネルギー補給しなきゃだもんな？と
ふざけて言うと、軽くにらんでくる壱馬
『冗談だよ。笑まだちっちゃいの残ってるけど、、』
「食べます！」
もうなくなりかけてるのを見て
そう声を掛けると、
俺の言葉を遮って返事をしてきた
『分かった分かった。笑持ってくるからちょっと待ってろ。笑』
席を立ち、別皿に置いてあった残ったハンバーグを持っていく
『はいよ。』
「ん、ありがとうございます！」
俺が戻ったときに
コーンスープを飲んでいた壱馬は、
口に上にスープのひげを付けていて、
それを舌で舐めった仕草に
胸を打たれた
グサッ！って
俺がそんなことを考えているとは思っていない壱馬は、
またがっつき始める
『そんなにうまそうに食ってもらえたら、作り甲斐あるわ。笑』
「じゃぁ、俺、広臣さんの誕生日に、手料理します！」
『え、マジ？』
「はい！うまくできるか分かりませんけど、、」
壱馬には、一回弁当作ってもらったことがあるけど、
それはそれは、ほんとに美味しかった
食べ終わって、
洗い物くらいさせてください！と言ってくる壱馬をあしらい、
さっさと食洗器に入れる
誕生日なのに、そんなことさせるわけないでしょ？笑
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kyoko(プロフ) - どのお話しもいつも楽しく読ませて頂いてます。腐の世界のパスワードを教えて下さい。 (2020年3月28日 10時) (
レス) id: 119c421020 (このIDを非表示/違反報告)
唯壱(プロフ) - コメント失礼します！2のRIKUさん希望です!! (2020年3月11日 22時) (レス) id: 9491b6fc12 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - 2のRIKUさんがいいです！お話投稿頑張ってください！ (2020年3月11日 21時) (レス) id: 0263773771 (このIDを非表示/違反報告)
ライム - あとアンケートの岩田剛典君がいいです!!あんまこのコンビでは書かれていないので.........。 (2020年3月11日 19時) (レス) id: 73c5786c3d (このIDを非表示/違反報告)
ライム - miiさん» 分かりました!!これからも更新とか頑張ってください！ (2020年3月11日 19時) (レス) id: 73c5786c3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SAINTLAURENT | 作成日時：2020年1月1日 20時
