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5、 ページ17

え?

え?

幻聴?

夢?


壱馬のこと考えすぎて、
俺とうとう頭までおかしくなった?



「ずっと、ずっと、好きだったんです。
 なのに、
 好きでもないのに、こんなこと、しないでくだ、、っ、、!」



壱馬の言葉が止まった



いや、正確に言えば、
俺が止めた


唇をふさいで



『好きでもない奴に、こんなことしねぇよ。』



「っ、、え?」



『俺も、好きだよ。壱馬のこと。
 ほんとは、俺から告白しようと思ってたんだけど、、笑』



先越されちゃったなぁ、と笑い
壱馬の方を見ると、
奇麗な頬に一筋の涙が伝っていた



『、、壱馬?』



「、、ほんと、ですか?さっきの、、」



『ほんとだよ。
 俺、壱馬に嘘ついたことある?』



そう問いかけると、
ぶんぶんと首を横に振る



『信じれないなら、何回でも言ってあげる。
 俺、壱馬が好きだよ。大好き。』



俺の言葉を聞いて、
可愛い顔が手で覆われ、それと同時に泣き声が聞こえ始めた



『あ〜、泣かないでよぉ。よしよし。』



急いで机を挟んだ向かい側に移動して
壱馬を横から抱きしめ頭をなでる



「、、っ、りく、さ、、っ、、りくさん、、、っ」



何度も俺の名前を呼びながら俺の服の裾をぎゅっとつかみ
嗚咽をこらえる壱馬に
俺の心臓はパンク寸前


けど今は、
壱馬を泣き止ませるのが最優先



『うん。りくさんここにいるよ。』



背中や頭をポンポンとして、
なんとか泣き止ませる




ゆっくり俺から離れた壱馬の両頬を両手で優しく包み込み、
こっちを向かせる



『改めて、言わせて?
 壱馬。ずっと好きでした。付き合ってください。』



涙でぬれた瞳を揺らしながら、
コクコクと何度も頷く壱馬



「よろしく、お願いします、、!」



その返事に
思いっきり両手を突き上げて大声で喜びを表現したかったけど、
さすがにお店の中だしそれはできない



一筋こぼれた涙を
親指で拭う



そのまま、顔を近づけると、
そっと目を閉じる壱馬



それに微笑み
唇を重ねた



離れて目を合わせ、
微笑みあい、
俺は一つのことを思い出した



カバンを手で手繰り寄せ、
中に入ってる袋を取り出した



『はい。これ。』


「なんですか?」


『誕生日プレゼント。』


「、、俺、RIKUさんと付き合えただけで最高のプレゼントですよ?」


『可愛いけどダメ。俺がヤダ。』


開けてみて、と言い袋を開けさせると、
ぱぁっと輝かせた

6、→←4、



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kyoko(プロフ) - どのお話しもいつも楽しく読ませて頂いてます。腐の世界のパスワードを教えて下さい。 (2020年3月28日 10時) (レス) id: 119c421020 (このIDを非表示/違反報告)
唯壱(プロフ) - コメント失礼します!2のRIKUさん希望です!! (2020年3月11日 22時) (レス) id: 9491b6fc12 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - 2のRIKUさんがいいです!お話投稿頑張ってください! (2020年3月11日 21時) (レス) id: 0263773771 (このIDを非表示/違反報告)
ライム - あとアンケートの岩田剛典君がいいです!!あんまこのコンビでは書かれていないので.........。 (2020年3月11日 19時) (レス) id: 73c5786c3d (このIDを非表示/違反報告)
ライム - miiさん» 分かりました!!これからも更新とか頑張ってください! (2020年3月11日 19時) (レス) id: 73c5786c3d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:SAINTLAURENT | 作成日時:2020年1月1日 20時

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