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壱馬も準備ができて、
一応マスクや眼鏡の変装をして家を出る
『久しぶりじゃない?壱馬と出かけるの。』
デビューしてからは、
中々都合が合わなくて一緒に出掛けることが
あまりなかった気がする
「そうっすね。健さんとは久しぶりかも。」
『健さんとは?』
壱馬の言いかたに違和感を感じて聞き返すと、
それが何か?とでも言いたげな瞳で頷く
「壱馬、俺とはちょくちょく飯行ってるもんねー?」
『は?』
「え、何?健太。嫉妬?笑」
ムカつく笑みを浮かべながら挑発してくる瑠唯
うわ、うぜぇ
「え、っと。健さん?」
俺たちの不穏な雰囲気を察したのか、
壱馬が恐る恐る俺の名前を呼ぶ
『いや、何でもない。あ、壱馬、どこ行こうか?』
気を遣わせるのは嫌だから、
無理やり話題を変えた
「あー、俺、ちょっと新しい服とかアクセサリーとか見たいなって思ってて。
いいですか?」
「もちろん。」
『うん。俺も欲しいなって思ってたし。』
俺たちがそういうと、
嬉しそうに笑った壱馬
「ありがとうございます!」
あー、可愛い
なんだろ、
今すぐ抱きしめたい可愛さ
「じゃぁ、いつもんとこ行こうか。」
「あ、はい!」
3人で話しながら遠くはない目的地に歩いて向かう
到着すれば、向かう先はアクセサリーショップ
「うわ、新作でとるやん。どうしよ、迷う。」
自分のお気に入りのブランドに入れば、
一人でぶつぶつ呟きながら見て回る壱馬
ちょっとぶかぶかなパーカーを着てる壱馬は、
袖が余って萌え袖状態
その手で首の後ろを触ったり、
頬杖をつくような格好で難しい顔をしている
『何で迷ってんの?』
瑠唯も自分のモノを選ぶのに集中してるから、
俺は壱馬のもとに行き、声を掛ける
集中していたのか、
俺の声にびくっと肩を震わせた
「びっくりしたー。」
『ふふっ、ごめんごめん。笑
で、何で迷ってるの?』
「いや、これとこれ、どっちもいいんですけど、
夜ごはん分のお金を考えたら、どっちかしか買えないんですよねー。」
そういって、壱馬らしいデザインのピアスを二つ指さした
『なんだ、そんなこと?
いいじゃん、どっちも買ったら。
夜は、俺と瑠唯がおごるし。』
なんなら、もともとそのつもりだったし
多分、瑠唯もそうだと思うけど
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涼臣壱(プロフ) - コメント失礼します。宜しければ、腐の世界のパスワードを教えていただきたいです。お願いします。 (8月21日 23時) (レス) id: cb1ac614d3 (このIDを非表示/違反報告)
倖結 - パスワード教えて欲しいです🙇♀️🙏 (2023年4月22日 21時) (レス) id: 6e4d351975 (このIDを非表示/違反報告)
らん(プロフ) - パスワード教えて欲しいです🙇🏻♀️ (2023年4月11日 17時) (レス) @page28 id: e2df81d541 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 腐の世界のパスワード教えてもらえますか? (2020年8月8日 16時) (レス) id: 8630041e22 (このIDを非表示/違反報告)
真由 - 甘やかされる壱馬くんかわいすぎました!あと新世代ではなく新時代のピュアシンガーです! (2020年8月4日 4時) (レス) id: 511533d2cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SAINTLAURENT | 作成日時:2019年7月25日 9時