検索窓
今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:61,321 hit

食堂 ページ26

ハスターさんとリッパーさんのあとに着いていくとやがて大きな扉の前に立った。
扉の向こうではガヤガヤと楽しそうな声が聞こえた。
「〜!!!」
「〜。」
……聞き覚えのある2つの声が喧嘩してるような声も聞こえた。
ハスターさんがギィ、と扉を開いた。

そこにあった情景を目にして目を見開く。
そこには───今まで見たこともないくらいの楽しさが、鮮明に映し出されているようであった。
リ「さぁ、Aくん。近くの席に着いて食事でもしようじゃないか。」
扉の前で固まっている私の肩にポン、と手を置きリッパーさんはそう言った。
驚きのあまり体があまり言うことを聞かない私はとりあえず目の前にある席へギクシャクとしながら向かった。

?「君が新しいサバイバーの子?」
席に着くと隣の席の帽子をかぶった…声色からして女の人なのであろう人が私に声をかけてきた。
『あっ、ええと、はいっ!』
いきなり声をかけられたのと、今だ体がギクシャクとしているので変な答え方をしてしまった。
そんな答え方をしてしまったので、女の人があはは、と笑った。
ト「そんなに慌てなくていいよ、これから家族みたいなものなんだし!僕はトレイシー・レツニック!トレイシーでいいよ!」
『わ、私は…A・ロゼータです。A、と呼んでください。』
よろしくねー!、なんて言いながら握手を求めてくるトレイシーさんの手。
私なんかと握手をしていいのかなぁ。
そう思いながらそっとその手を握った。

そんなことをしているうちに、目の前に温かそうなスープや柔らかそうなパン…パパやママ達が食べていた食べ物が置かれる。
こんなの私なんかが食べていいはずがないのに。
私の目の前にスープとパンを置いた大きなシミがある白い三つ編みの人に目で訴える。
渡す相手を間違えていますよ、と。
しかし、伝わらなかったのかその人は私と目が合うとニコリと微笑み返すだけだった。
リ「白くん、お水も貰えるかい?」
白「いいですよ、ちょっと待っててくださいね。」
リッパーさんに話しかけられた白さん?という人はリッパーさんに返事をするとこの部屋の奥の方へ移動していった。
私はただ、目の前に置かれた豪華なものに目を丸くするしかなかった。

「「いただきます!」」
皆さんが楽しそうに食事を始めた。
私はそれが夢のように思えて、ただボーッと周りの景色を眺めていた。
白「隣、失礼しますね。」
不意に隣から声がして振り向くと先程の男の人が隣の席に座っていた。

白い人と黒い人?→←たこさん



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (55 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
110人がお気に入り
設定タグ:第5人格 , identityV , M
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

M(プロフ) - ぐうたら猫さん» 報告ありがとうございます!最近更新してないのに読書して下さりありがとうございます!!!修正しておきますね (2019年7月6日 0時) (レス) id: 07364ca25c (このIDを非表示/違反報告)
ぐうたら猫(プロフ) - ニャッスニャッス!誤字があったのでご報告に来ました。 祭司と占い師の中間、ハスターsideの台詞で信仰が進行になってました! (2019年6月14日 1時) (携帯から) (レス) id: e6816c78e0 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - コメント再度ありがとうございます!!!こちらこそ美味しいネタ提供ありがとうございました!!!!!ごちそうさまです!!!!! (2018年12月25日 20時) (レス) id: 5e16966fb2 (このIDを非表示/違反報告)
ぐうたら猫(プロフ) - 美智子姐さんとヴィオレッタ嬢との絡み、めっさ可愛いです♪ バル爺ちゃんとの関係最高っした! (2018年12月22日 10時) (携帯から) (レス) id: e6816c78e0 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - ぐうたら猫さん» コメントありがとうございます!!!!じぃじと孫娘!?………良い関係だ……………。そのように書かせて頂きますね! (2018年12月2日 16時) (レス) id: 5e16966fb2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:M | 作成日時:2018年10月13日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。