戦争当日 ページ24
貴方side
本当に、時間とは過ぎるのが早すぎる。もう少し猶予をくれてもいいのでは無いか。
そう、今日はβ国との戦争当日。
shp「A、心配せんで大丈夫やで。Aの方には敵は行かせへんから。だからちゃんといい子で待っとき。」
『うん.....。』
こんな時に私が悲しんでちゃダメだ。みんなで頑張って訓練したんだ。大丈夫。絶対に勝てる。頭でそう思っても、初めての【戦争】というものにどうしても体が震えてしまう。
shp「A.....兄ちゃん達が居るから。」
cn「この戦争が終わったら3人でどっか出かけよな。」
『.....うん!絶対、帰ってきてね!』
本当は自分が傷付くのが怖いのではなくて、ショッピ兄達が怪我するのを見たくないだけ。でも今はそんな事言えない。命を掛けて戦っている彼らに怪我をしないで、なんて。
『ショッピ兄達が居ないこの城は、私が守る!!』
shp「おん。任せたで。じゃあ行ってくるな?チーノ、行くで。」
cn「おっけ。可愛い妹のためにもさっさと終わらすか。」
『2人とも、行ってらっしゃい!!』
shp・cn「「行ってきます!」」
神様が私たちを見てくれているのなら。どうか、2人を守ってください。こんなわがままな願いが届いてくれるだろうか。
〜〜数時間後〜〜
gr「A。大丈夫か?」
『うん、大丈夫。』
グルッペンさんにめっちゃ心配されてます。なんせずっと気を張ってなきゃいけないからかなりしんどい。でも私よりもショッピ兄達の方が辛い思いをしている。私も頑張らないと。
その時。ダクトから微かな気配がした。
近くに居るグルッペンさんにアイコンタクトで伝える。さて、やっと仕事かな。
生憎私達が気づいている事に相手は気づいていない。私は持っていた拳銃に体が麻痺する効果のある煙幕弾を入れてダクトに向かって1発放つ。しかしそれに動じることなく敵は降りてきた。
敵3「フッ、そんなもの効かんわ!!」
降りてきたのは3人。ダクトに1人まだ残ってるっぽい。ちなみに敵はガスマスクをしていて煙幕が効かなかったようだ。
敵1「城内にこんな小娘1人しか残さないとは我々も随分舐められたものだ。」
敵3「これも慈悲だ。楽に殺してやろう。」
そう言ってこちらを嘲笑う彼ら。さりげなくグルッペンさんを守るように立ち位置を変える。
『私もそんなことを言われるとは随分舐められた物ね。』
そう言いながらナイフを敵に向かって放つ。
いきなりの事で対処できなかったのか、投げたナイフは敵の眉間にヒットした。
『うわ、ザッコ!』
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みるくてぃー(プロフ) - 喰べれる夢さん» ありがとうございます!そうですね、次の更新時に付けようと思います!わざわざ教えてくれてありがとうございます!更新頑張ります! (2020年4月28日 12時) (レス) id: 74d69f8fb6 (このIDを非表示/違反報告)
喰べれる夢 - 読んでて楽しいし面白いです…! 「癒しの少女」の前か後に【wrwrd】や【d!】みたいのを付けた方が良いんじゃないでしょうか、何か理由があり付けて無いのなら申し訳ございません。(急にすみません) 更新頑張って下さい! (2020年4月28日 2時) (レス) id: 582bb38728 (このIDを非表示/違反報告)
mikity2078(プロフ) - kizu0905mさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2020年1月13日 0時) (レス) id: 74d69f8fb6 (このIDを非表示/違反報告)
kizu0905m(プロフ) - めちゃくちゃ好きや……………お前プロかぁ??←何言ってんだこいつ……でも凄くこの小説好きっス!!これから更新頑張ってください!! (2020年1月12日 21時) (レス) id: 6deabcdde1 (このIDを非表示/違反報告)
みかんの皮 - 発狂wwあ、更新されていた小説見ました!最後のシッマ、シャオちゃんの会話?面白かったですw (2020年1月7日 22時) (レス) id: b2f70beae4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるくてぃー | 作成日時:2020年1月2日 22時