After story ： #3 ページ49
日｢ん！美味しいです！｣
目｢ふはっ、めっちゃ目キラキラしてる｣
日｢私チュロス大好きなんですよ！｣
目｢じゃあチョコも食べます？｣
日｢いいんですか？！ありがとうございます！｣
って、このまま食べれば あれ になるよ？
でも今日初めて会った人と あれ するのは流石にやばい人だと思われる。
でも自分はイチゴで相手はチョコ。違う味なんだから貰っても良くない？
今私の中の天使と悪魔がテレビとかで見るような言い合いが行われてる。
まぁ、私はそんなことには構わずに食べるんだけど。
日｢ん〜！チョコも美味しいです！あの、こっちのイチゴもどうですか？｣
目｢いえ、水城さんが好きなチュロスを俺が奪うことなんで出来ないので、｣
日｢チュロス大好きですけど、美味しさを知らないと後で罪悪感が来るんです……目黒さんどうぞ。｣
その後押しに負けた目黒さんはイチゴのチュロスを食べて笑顔で美味いと言ったけど、本当に目黒さん可愛いな。
私より可愛いのは確定してると思って残りのチュロスを頬張った。
日｢敬語とかなくしません？あと苗字呼びも。私年上だし、堅いの嫌なんです。｣
目｢分かりました。じゃあ日菜さん、日菜ちゃん？って呼んでもいいかな？｣
日｢うん！いいよ！じゃあ私は蓮、くんって呼ぶね、｣
目｢日菜ちゃん、これからよろしくね。｣
日｢うん、よろしくね。｣
さっき和と会って｢あれ？カップル？カップルいるじゃん。｣なんてニヤケながら絡まれたけど蓮くん難しい顔してたな。やっぱり嫌だったよねこんな人と。
また出てきた不安を出来るだけ潰して何個かのアトラクションを楽しんだ。
また集合する時皆に弄られ過ぎた。蓮くんと2人で必死な照れ隠しをしていた。
別れる時は寂しかったけどLINEも交換して今度食事に行けることになった。
久しぶりにちょこんと芽生えた気持ちにワクワクしながら帰りの新幹線、蓮くんの可愛い寝顔を見ながら心で呟いた。
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作者名：せいうん | 作成日時：2021年10月15日 23時
