光る、笑顔 (ページ47)

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After story ： #1 ページ47

目｢よければ俺と一緒に遊園地回ってくれませんか。｣

初めてこんなにもド直球に誘われた。

もっとこう、軽い感じだと思うし、顔硬いから尚更かな。

佐｢おっはよーっ！！｣

深｢はよ、佐久間｣

え、すごい、軽くあしらわれてる感じ？
やば、この人が来た途端和めっちゃ難しい顔するじゃん。

そんなことを考えているとド直球イケメンに誘われたことを忘れてて、
急いで振り返るとこの人は微塵も動かずに待っていた。

ふふっ、マネキンみたい。

目｢え？｣

日｢え？｣

目｢いや、今マネキンみたいって…｣

日｢え？！あ、口に出てた、すみません。全然動かないので…｣

目｢ふはっ、それでマネキン、｣

高身長で冷たいのかなと思ったけど笑ったら可愛い。

あ、このド直球イケメン絶対モテるな。だってイケメンだし。

日｢あの、一緒に回りましょう！｣

目｢え？！いいんですか！……よっしゃっ！｣

大きな背中を丸めて小さくガッツポーズ。
勝手にギャップを見たような気持ちになって嬉しくなり口元が緩んだ。

彼と回ると絶対に楽しいんだろうな、と彼の笑顔を見ながら心の底から思った。