光る、笑顔 (ページ39)

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#37 ページ39

佐｢俺、和の事が好き。振ってくれてもいいよ。でも俺の気持ちは忘れないで欲しい。｣

話を聞いていると新しい発見があったり楽しかった思い出が蘇ってきてあの時隣にいたのが佐久間先輩で良かったと感じた。

目頭が熱くなり視界がボヤけ、必死に抑えようと我慢する。

佐｢ごめん、返事聞いてもいい？｣

和｢はい、私、屋上で会った時初めて会う感覚でした。あまり顔も見ていなくて正直仕事にしか興味がなかったので。｣

和｢でも佐久間先輩が色付けに行こうって言われて行ったあと、佐久間先輩ともっと話がしたいとか気づけば頭の中が佐久間先輩でいっぱいでした。｣

和｢私も佐久間先輩が好きです、！｣

佐｢っ、ありがと！！和好き！！！……俺の彼女になってくれる？｣

和｢はい、もちろんですっ、｣

佐｢もぅ〜和泣かないで〜｣

和｢不意の呼び捨てはだめです、ぅぅ、｣

笑いながら謝ってくる佐久間先輩と居ると昔の事が頭からなくなって口を開けて笑うことだって出来た。

佐久間先輩は私にとって魔法使いみたいで、これからは佐久間先輩の彼女として隣で光るような笑顔を見守りながら一緒に過ごしていきたいと思った。

ファーストキスの味はしょっぱくて、でも甘さが凄くあった。