光る、笑顔 (ページ32)

今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:8,758 hit

#30 ページ32

今日は遊園地当日。

一緒に日菜と考えて選んだ服を見に纏い、仕事の時は着けている眼鏡をコンタクトレンズに変えてまるで別人の様な見た目を何度も鏡で見てから家を出る。

今日は凄い遠出すると聞いていたので何処か気になっていた。
続々と待ち合わせ場所の駅に皆さんが集まってきて比例するように緊張していく。

日｢和！お待たせ！｣

佐久間先輩以外が揃った時、短いスパンで聞く日菜の声はいつもより可愛く感じた。

日菜の格好はモノトーンでシンプルなメンズライクを着ていた。
普段の日菜から感じ取れないほどのかっこよさとたまに見せる笑顔の可愛さで他人が入れ替わっているような感覚に陥る。

和｢日菜。こっちへ来なさい。｣

日｢なに、お母さんなの？笑｣

和｢服、いつもと違うじゃん｣

日｢うん、服の事考えたらね？意外とモノトーン好きだな〜なんて｣

和｢私は日菜が着てたらなんでも好きだけど…｣

日｢…待って、あの人めっちゃ見てくるんだけど、｣