光る、笑顔 (ページ20)

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#19 ページ20

星出先生は、私の何かを探るように見つめ続ける。

星｢もしかして……………
……好きな人できた？｣

和｢えっ？！！？？｣

先生からでた言葉があまりにも図星を突きすぎている。
少し頭が混乱して瞬きが早くなってしまう。

星｢そりゃ治ってくるよね、だって乙女の顔してるもん。｣

和｢…でも好きな人が出来て治ってくるって全然昔でも治ってたんじゃないですか？｣

星｢でも、双葉の人生振り返っても、好きな人が出来るのは凄い事なんじゃないか？｣

和｢まぁ、凄い事だと思うけど、図星突かれるの悔しい。｣

星｢まぁ、そういうな。この状態を保っていれば治る。｣

和｢頑張るから！、、応援してね？｣

星｢あぁ、約束するよ。｣

和｢ねぇ！康二くん！光目治ってきてるって！｣

康｢確かに、、目がきゅるんきゅるんしてるな。｣

和｢、そういう事じゃないよ…｣

康｢治るのに理由とかってあるん？｣

和｢…まぁ、あるよ。自分の口からは、言えないけどっ、｣

康｢なんでや〜！言ってくれたら嬉しいねんけど、？｣

康二くんは私の弱い所を知っていて、眉を下げて言ってくる。

和｢ぇーっとね、その、、ね？………好きな人が出来たから、だって…｣

康｢………おめでとうやな。｣

和｢えへへ、ありがとう｣

そう笑ってみせると康二くんは心配な顔をした。

康｢幸せになれるよな｣

和｢大丈夫、なってみせるよ。｣

康｢和ならいけるな。心配せんで良かったわ笑…ほら、会社行き！｣

和｢うん！行ってきます！｣

康｢行ってらっしゃい！！………もう和離れしなあかんな、｣

そんな言葉を言っていたなんて、急いでいた私には届かなかった。