【A3!】酸化した舞台から飛び降りますっ！2 (ページ35)

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バラバラになんてならないページ35

天馬｢これが夏組か……｣

ビデオを見ていて思ったのは本当にキラキラしていて楽しいという気持ちが伝わる。

私は最初にこれを目指していたはずなのに。

どうして変わっちゃったの……？

支配人｢……見ている人にたくさんの笑顔と元気を与える、胸踊るコメディが初代夏組のウリでした｣

幸｢……でも、この人たちみんないなくなっちゃったんでしょ｣

椋｢こんなに楽しそうにお芝居してるのに｣

一成｢なんか、そう考えてみると、さびしーっていうか｣

三角｢しんみり～？｣

天馬｢……オレたちはそうならないだろ｣

『…！！』

一成｢テンテン…｣

幸｢……｣

天馬｢……ま、千秋楽が埋まらなければ解散だけどな｣

一成｢オレもそうならないと思うよ、テンテン｣

三角｢オレも～！｣

幸｢ま、ならないんじゃないの｣

椋｢うん、大丈夫だよ！｣

なんだか、うれしいな…。
最初の頃のは比べ物にならないくらい、メンバー同士のきずなが感じられる。

大丈夫だよね。
初代夏組みたいにバラバラになんてなったりしない。

『あ……』

あれ？あの稽古を見学してる学生服の男の子…。
ヤクザさんに似てるような…？