慣れてきた朝 ページ22
翌日の朝
私はいつも通り花学の制服に着替えて談話室に向かい、皆の朝食を用意するために準備にとりかかった。
『朝食を作るのも慣れてきたかも』
なんて、独り言をつぶやく。
来週からは夏組が来ると考えたらもっと早く起きた方がいいのか…と考えたけど、頭が痛くなりそうだったから辞めた。
六時三十分ぐらいになると皆が起きてきた。
いづみ「A、おはよ…」
軽く欠伸をしながら、そう言ういづみちゃんはすごく眠そうに見える。
『おはよ、いづみちゃん』
私がご飯出来てるよと言えば目を輝かせて、自分が作ったカレーを温める。
そして次に、春組の皆が談話室に来る。……一人を除いて。
『あれ?碓氷君はまだ起きてないの?』
碓氷君と同室の綴に問いかけると、綴は少しだけ顔を歪めて呆れ気味に言った。
綴「あいつ、起こしてやっても全然起きないんだよ…」
『……納得できるかも』
私たちのやり取りを見ていた、至は唐突にこう言った。
至「Aと綴はいつから仲良くなったの?」
もう会社のモードなのか若干キラキラ感が出ている至にびっくりするも、私たちは平然と口を揃えて言った。
「『昨日からっす/昨日からかな』」
私はすぐさま食べ終わり、作っていたおにぎりを三角の部屋に持っていこうとする。
シトロン「そのおにぎりはAのネ?」
『まぁ、そうですかね』
私は若干、言葉を濁しながらも答えた。
シトロンさんの顔を見てみると、どこか満足していないように思える。
…もしかしてバレた、かな?
シトロン「A、ワタシの事を呼んでみて?」
『??
シトロンさん』
シトロン「ノーノー!ワタシの事は呼び捨てでタネでイイよ?」
『タネ?』
至「タメとみた」
至の通訳?もあり、意味が通じた私は少し安心した。
『それじゃあ遠慮なく。ありがと、シトロン』
シトロン「ワタシたちも仲良しネー!」
仲良し、か……。
『…そうだね』
シトロンの抱擁を軽く受けて、談話室を出た。
『あ、そういえば……起きてるかな?』
朝に行くとは言ったけど細かい時間まで言ってなかったと思い、少し後悔しながらもノックをする。
『三角、起きてる?』
三角「起きてるよ〜!」
中から元気な声が聞こえてきたから少し安心。
『入っても良い?』
三角「うんっ!良いよ〜!」
『お、お邪魔しますっ!』
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
309人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かはら - ろいさんの作品大好きです!頑張ってください! (2021年1月4日 16時) (レス) id: 2f778f3504 (このIDを非表示/違反報告)
クリスティ38(プロフ) - 曲がりなりにも助監督にたいして、口がわるすぎないですか天馬。そこからの、流れも違和感あるし少し読んでて不快でした。 (2020年3月10日 22時) (レス) id: eb0de2c665 (このIDを非表示/違反報告)
れるりく(プロフ) - あっいや修正中ですね!?すみません!!すっごく前からこの作品見てます!好きです!!ありがとうございます!! (2020年2月8日 17時) (レス) id: d5b76f9b62 (このIDを非表示/違反報告)
れるりく(プロフ) - 更新再開したんですか!?まじですか!? (2020年2月8日 17時) (レス) id: d5b76f9b62 (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - 夢花 ゆめいろ星(スター)の夢花さん» はい!よろしくお願いします! (2018年7月6日 0時) (レス) id: 221a5d6f5e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ろい | 作成日時:2018年5月20日 19時