仲良くなれた ページ21
綴「これ、本当にもらってもいいんすか?」
『はい、使わないやつなので……。でも、参考程度にしてくださいね。劇団によっての強みが違うので、内容もきっと変わっていくと思いますので』
綴「ありがとうございます!
実は夏組の脚本を考えてたんすけど、思いつかなくて……」
『えっと、脚本を書いたことはないのでよく分かりませんが、相談とか愚痴…ぐらいなら聞けますから』
綴「え……?」
『だ、だから……その、頼ってくださいね?』
私は途端に恥ずかしくなり、目を背けながら皆木さんにそう言った。
綴「っ……可愛いなぁ〜!」
皆木さんはそう言い、私の頭を軽く撫でる。
『子供扱いしないでください!!』
綴「悪い、悪い…。皆木さん、じゃなくて綴でいいっすよ?」
『じゃあ、綴さん?』
綴「さんもいらない!それに、敬語はいらないっす」
『分かった。じゃあ改めてよろしくね、綴』
綴「よろしくな、A」
今日は三角と綴と一気に仲良くなれた気がして
とっても嬉しかった。
綴「ところで、この脚本ってどこかの劇団のやつなんだ?」
『……ないしょ』
右手の人差し指を口元に持っていき、曖昧に笑う。
私は時計を見て、かなり時間が経っていることに気づいた。
『そろそろ行こうかな。がんばってね、綴』
綴「ありがとな、A」
私は部屋を出て、すぐさま203号室に向かった。
『三角?』
三角「A〜!」
三角が最初の時よりも、強く私を抱きしめているのを感じた。
『ごめん、遅かったね』
三角「んーん、大丈夫〜!!でも、寂しかった〜!」
『三角、ごめんね』
私はそう言い、自分の顔より少し上にある三角の頭をポンポンと軽く撫でる。
『あ、そうだ』
三角「なぁに〜?」
『朝と夜は絶対に行くよ。昼は学校があるから、行けないけど……』
三角「うんっ!待ってる〜!」
綴の部屋で見た時刻は午後六時だった。
もう少しで、いづみちゃんが帰ってくるかな。
『じゃあ、また明日ね。朝に行くから』
三角「うんっ!またね〜」
三角は私が見えなくなるまで手を振ってくれた。
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かはら - ろいさんの作品大好きです!頑張ってください! (2021年1月4日 16時) (レス) id: 2f778f3504 (このIDを非表示/違反報告)
クリスティ38(プロフ) - 曲がりなりにも助監督にたいして、口がわるすぎないですか天馬。そこからの、流れも違和感あるし少し読んでて不快でした。 (2020年3月10日 22時) (レス) id: eb0de2c665 (このIDを非表示/違反報告)
れるりく(プロフ) - あっいや修正中ですね!?すみません!!すっごく前からこの作品見てます!好きです!!ありがとうございます!! (2020年2月8日 17時) (レス) id: d5b76f9b62 (このIDを非表示/違反報告)
れるりく(プロフ) - 更新再開したんですか!?まじですか!? (2020年2月8日 17時) (レス) id: d5b76f9b62 (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - 夢花 ゆめいろ星(スター)の夢花さん» はい!よろしくお願いします! (2018年7月6日 0時) (レス) id: 221a5d6f5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ろい | 作成日時:2018年5月20日 19時