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一人じゃなかったんだ ページ13

天馬「おい」


後ろを振り向くと、皇天馬さんが立っていた。


『はい?何か用ですか?』

天馬「っ…その、悪かっ……た」

『…はい?』

天馬「だから!悪かった!!」

『そうですか?』

一成「え〜?なんでテンテンが謝ってるの?」

『一成、私に聞かれても分からないから』

天馬「…お前の演技はオレを遥かに上回ってたんだよ。」

『まぁ、一応、演技指導兼助監督ですし。当たり前ですよ』

幸「それより、ポンコツ役者が謝るなんて明日は地球が滅亡でもするんじゃない?」

天馬「はぁ!?」

椋「え、ええっ!?」

『…ふふっ』


まだ4人しか居ない夏組だけど……これは面白そうかもね。


『ボクも、一人じゃなかったんだ……』


呟くようにそう言った。

ボクのお芝居を見てあの時、周りにいた子達はみーんな、ボクから離れていった。
お芝居を始めてから、ボクはずっと一人だった。

記憶の中にあるのは、板の上の自分の姿。それと同時に舞台袖にはけていく、助演やエキストラ。
その人たちの目は、憎悪に似ていて、幼きながらに途方もない悪意を感じた。





………今思えば一番人形だったのはあの頃かもしれない。


『……っ』


それを忘れようと片手を強く握りしめた。痛い、と思う感覚を感じて、初めて生きていて良かった、なんて思う。

ふと周りを見ると、皆笑っていて幸せそうな雰囲気。
……これは一人だけ、塩らしい雰囲気してちゃ、いけないね。


『……今は、一人じゃないよ』


そう言って、前を見据えた。

結果は全員合格→←喜怒哀楽を表現するモノ


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かはら - ろいさんの作品大好きです!頑張ってください! (2021年1月4日 16時) (レス) id: 2f778f3504 (このIDを非表示/違反報告)
クリスティ38(プロフ) - 曲がりなりにも助監督にたいして、口がわるすぎないですか天馬。そこからの、流れも違和感あるし少し読んでて不快でした。 (2020年3月10日 22時) (レス) id: eb0de2c665 (このIDを非表示/違反報告)
れるりく(プロフ) - あっいや修正中ですね!?すみません!!すっごく前からこの作品見てます!好きです!!ありがとうございます!! (2020年2月8日 17時) (レス) id: d5b76f9b62 (このIDを非表示/違反報告)
れるりく(プロフ) - 更新再開したんですか!?まじですか!? (2020年2月8日 17時) (レス) id: d5b76f9b62 (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - 夢花 ゆめいろ星(スター)の夢花さん» はい!よろしくお願いします! (2018年7月6日 0時) (レス) id: 221a5d6f5e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ろい | 作成日時:2018年5月20日 19時

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