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がんばれ、なんて無慈悲な言葉を言って早退して行った2人。いつもの場所で昼食を広げているのは私と亥清くんだけ。
別に喧嘩したわけじゃないしいつも通り話せばいいんだろうけどなんか、ホラ…亥清くんがいつものノリじゃないと話しにくいって言いますか……ね？？
「いすみくん、」
「…なに」
意を決して、なんてらしくないけど。
だけどそうせずにはいられないのだ、なんとなくそうしなくっちゃいけない気がして。
名前を呼ばれた彼はまだどこか不機嫌そうに、だけどちょっとだけ声のトーンは跳ねたまま。
「私ね、IDOLiSH7もTRIGGERもRe:valeの曲も聞くけど…1番聞いてるのはŹOOĻの曲だよ」
「……どうせ、嘘だろ」
「嘘じゃないってば〜」
ああもう、私の一世一代の告白だって彼には何故か届かない。
グッと左手を握りしめてまた口を開く。
バチりと亥清くんと目が合った気がした。
「ŹOOĻは私にアイドルを見せてくれたんだよ」
「なに、…それ。
オレら以外にもいっぱいアイドルいるじゃん、なのになんで、」
「あーもう、ハルちゃん女々しい！」
「はあ！？」
着ていたブレザーを投げつけて、クリーム色のお箸を置く。
ハルちゃん…亥清くんは急に飛んできたブレザーに驚いて咳き込みつつも、ちょっとした涙目で私を見る。
その瞳は、太陽の光が当たってキラキラと宝石みたいに輝いていた。
「亥清くんはどうしたってアイドルだよ。
自分で認めるまでブレザーは返さなくても…あ、やっぱり帰る時までには返してね」
テキパキとお弁当を片付けて、その場から立ち上がって教室に戻ろうとする。次に少しの物音が聞こえたと思えば後ろから何かを投げつけられた。
そしてそれ超しに頭をまたクシャりと撫でられる。
ふんわりと言語化しにくい匂いが鼻腔をくすぐった。
「じゃあ、オレをアイドルにした責任取れよ。
オレの…オレらのこと好きなんだったら、よそ見すんな」
自分よりも身長の低い私に合わせて亥清くんは少し前に屈んで耳元でそう囁いた。
……これは、ちょっと、
「っ、………ハルちゃんのアイドルモード怖い！」
「はあ！？おまえ、バカにしてるじゃん！
てゆーかハルちゃんって言うな！」
ブレザーを頭から被って片手にはお弁当。
もう片方の手首は掴まれたまま。
もう捕まってるのに、亥清くんが鬼で意味の無い鬼ごっこが始まった。
かお、…あつい。
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なつめみく - あああか三月、、大丈夫。浮気しないさ。 はるかたゃん、けっこn((( (9月24日 12時) (
レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - みさん» 亭主関白亥清ぬんどタイプすぎて思わず出してしまった……！！同志がいて感激してますありがとうございます！（作品読ませて頂いていますファンです、いつも供給をアリガトウゴザイマス！） (2020年9月11日 2時) (レス) id: 9883bc7676 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - てっ、亭主関白いすみくん可愛すぎます、、、、、、！！、！この作品どタイプですアリガトウゴザイマス！！！！ (2020年9月8日 23時) (レス) id: f83f4b4f81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろい
| 作成日時：2020年9月6日 2時
