つかさくん。 ページ2
『定めて』
見つけた。やァっと、見つけた。
オレが死んでもう何年？ずっと探していたセンセーを、ここで見つけた。
待っててね、センセー。待たせちゃった分、しっかり愛してあげるからサ。
＿＿＿＿＿
夜。人気のない職員室にせんせーの姿を見つけた。どうやら今日は泊まりらしい。
久しぶりに見たセンセーの姿に加虐心が煽られる。
声掛けたら、どうしよっかなあ？大人のちゅーもいっぱいして撫でもらって、名前呼んでもらって〜……。
考えるだけでタノシイ。
「センセ？」
「………………つ、かさくん？」
驚いた顔をしたセンセの顔が目いっぱい写る。オレはそんなのお構い無しにちゅっと、頬に口付けした。
「オレ、ずっと探してたんだヨ？」
センセの手を引いてギュッと抱きしめる。
柔らかいし、いい匂い。ぽっかり空いてた穴が満たされた気分。
「あれれ、センセーびっくりしてる？」
「な、んで、つかさくん、……。だってつかさくんは、！」
「ダメ。今、普の名前出そうとしたでしょ。
センセーはオレだけ見てて」
喋っていた途中の口にそっと、人差し指を乗せる。
ふにりと柔らかな感触にニヤけが止まらない。
「センセ、気付いてないの？自分が怪異になったって」
「かいい……、わたし、」
言い終わるのが待てなくて動いてた唇にオレの唇を合わせた。
柔らかい、すき。すきだよ、この感触。
「カタカナ、オレと一緒にいよ？ずぅっとずぅっと、一緒にさ」
そうすればもう離れられなくなっちゃうし、離れる心配もない。
「で、でも」
「オレがいちばん、カタカナのことすきだよ。世界でいちばん、オレがカタカナのこと分かってるの。もう何年も待ち続けたんだよ？まだお預け？」
オレはこんなにすきなのに。どうしてカタカナはそれをわかってくれないの。
ぎゅぅっと強く抱きしめて近くなった距離のまま、首筋に舌を押し当てた。
「わからないなら、いっぱいオレのものってシルシつけてあげる。
カタカナの白い肌が真っ赤になっちゃうくらいっ」
笑ってそう言うとカタカナは無反応で固まったままで。
目の前にある白い首筋に噛み付くと流石に声を出した。
「いっ…！つかさく、痛いよ」
「これやめたら、カタカナはオレのものになってくれる？それわかるまで、オレはやめたげない」
元はと言えば、カタカナはずぅっとオレのものだったはずなのに。
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ろい(プロフ) - さくらさん» ありがたい言葉です！すっごく嬉しいです、これからも更新頑張ります！！ (2020年3月10日 23時) (
レス) id: 9883bc7676 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 長々と書いてしまいそうなのでまとめて、文章が凄い好きです！更新頑張ってください！ (2020年2月29日 23時) (レス) id: f3613561c3 (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - みわさん» 司くんを書くといつもこうなっちゃいます……、、完全に私好みです、すいません (2020年2月17日 1時) (レス) id: 9883bc7676 (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - 月ヶ瀬@猫さん» コメントありがとうございます！頑張りますー！ (2020年2月17日 1時) (レス) id: 9883bc7676 (このIDを非表示/違反報告)
みわ - 司くんえちえちですね、、すきです (2020年2月16日 22時) (レス) id: 5664b5d869 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろい
| 作成日時：2020年2月15日 20時
