融解。【地縛少年花子くん】 (ページ27)

今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:167,263 hit

27回目※ ページ27

．

「まだ、犯し足りない」

抱き潰して犯して。
もうこれで何回目かなあ、Aはぐったりしてるけどかわいー声は相変わらず出てるし。

Aは言葉を返す気力もないのか肩で息をしていた。

……むう。
やっぱ、反応してくれなくちゃ。俺が面白くないなあ。

「ひっ、あ…！」

すぐ近くにあった耳にまた舌を突っ込んで荒らすと甘い吐息と共に矯正された声が聞こえてくる。

スキだよ、だいすき。俺だけに聞かせてよ、その声。他の奴らには聞かせてやんない、俺だけのAなんだから。

「っんぅ、やらっ、！！」

耳を犯して濡れそぼってるところも犯して。

かわいい、かわいい。快感に我慢できなくてその声を漏らす君がかわいい。

はしたない水音が聞こえてくると改めて俺とAがひとつになってるんだって感じて。
ただその感情だけが俺の理性を掻き乱す。

「もっと、きもちよくさせてあげる」

Aのすきな奥にいっぱい当たる体制に変えると共に小さな悲鳴が聞こえた。

小さな子に言い聞かせるみたいに、舌っ足らずな囁き声でAに暗示をかけるかのように言う。

「もう、イッちゃっいそ？…なら、イッていいよ。
ね、いっぱいえっちな声聞かせて」

感じてる時の顔は、もう見れないから。

行き場のないAの腕、基は手首を掴んで少し後ろに引っ張る。

「っんぅあ、んんっ、！」

タガが外れたのか、耳をつんざくような俺が望んでいた声だけが聞こえた。

加護欲とかじゃないけどこの感情をどこかにやりたくて。
かわいい、かわいい、愛おしい。そんな気持ちを抑えつけてただひたすらにもうどれだけつけたか分からないシルシをまたつけた。

「んあっ、やだっ、らめっ」

「だって俺、まだ1回もイッてないのに。
Aばっかズルいデショ？…だから、もうちょっとだけ頑張って、ネ？」

甘やかすような声色であやす様にそう言って、またAの手首を掴んで少し後ろに引っ張る。

すきだよ、だから俺と一緒にいてね。
そんなことを思いながら、2人で果てた。

「好き、愛してる、俺だけのA」

愛を囁いてそっと頬を撫でれば抵抗する気力すらないのか、なされるがままで素直に撫でられていた。

ゆるゆると頬を緩めて今この現状に満足したところでAを見ると、糸が切れたように寝ていた。

「……まぁ、ハジメテだしいっか。
ねぇ、A。もう俺から離れないでね」

触れるだけのちゅーをして俺も目を閉じた。